星野リゾート「界」に半額以下で泊まる驚きの方法

はじめに

最近ネットを徘徊していて、すごい情報を見つけました。

非常にお得に宿泊できますので、情報を共有させていただきます。

そのすごい情報とはずばり、星野リゾートの「温泉めぐり　界の定期券」というものです。

「界の定期券」とは、全国２１か所の「界」の中から好きな施設を選び、年間１２泊まで宿泊できる定期券です。

３種類の定期券があり、「１名用３０万円」「２名用６０万円」「３名用７２万円」となっています。

１２泊できることを考慮しますと、「１名用」及び「２名用」は１泊２万５千円、「３名用」に至っては１泊２万円という破格の値段で宿泊できることになります。

この値段は、公式ホームページによると、「最大６０％引き」なのだそうです。

なお、宿泊対象日は「平日のみ」で、「休前日、祝日、お盆等繁忙期」は除きますが、これは値段を考えれば当然だと思います。

私は知らなかったのですが、昨年２０２２年にも同様のサービスを展開しており、「日経優秀製品・サービス賞」の「最優秀賞」を受賞しているそうです。

と、ここまで書いておいてなんですが、一点重要な利用条件を書いていませんでした。

それは、基本的に利用対象が「７０歳以上の方限定」になっていることです。

「なーんだ。俺は対象じゃねえじゃん」とお思いの方、まだブラウザバックしないでください。

「基本的に」と書いたのは、７０歳未満の方でも利用できるケースがあるからです。利用できるケースは以下の２つです。

①「３名用」の定期券を使って宿泊するケース

②「１名用」ないし「２名用」の定期券を使い、７０歳未満の方は追加料金を支払って宿泊するケース

まず①については、「３名用」であれば、うち２名の利用者が７０歳以上であれば、残りの１名は年齢制限なく利用できます。追加料金はありません。

②については、「１名用」「２名用」ともに、７０歳未満の方が１名まで同行可能で、その場合の追加料金は１泊３万５千円になります。

したがって、お得なのかどうかについては、上記のような年齢構成で、平日に宿泊する機会がどれぐらいあるのかによると思います。

私の場合、両親とよく旅行に行きます。会社で働いていた際も、長期休暇の際には両親としょっちゅう旅行していました。

両親はいずれも７０歳を優に超えていることに加え、私はFIREしたので、平日いつでも旅行に行ける状況です。

以上を踏まえると、「界の定期券」は私のためのサービスなのではないかとも思えるほど、条件に合います。

それでは、すぐに申し込んだのかと言いますと、実はまだ申し込んでいません。いくつかの要検討事項（懸念事項）があるからです。

一番引っかかったのは、「ご利用いただける部屋タイプには限りがあります」との文言です。

私の場合、両親が高齢なこともあり、近年の旅行では、観光地巡りをするというよりも、連泊して部屋にこもることが大半です。そんなこともあり、基本的に「露天風呂付客室」のような、グレードの高い客室に宿泊するようにしています。

「界の定期券」でどのような部屋に宿泊できるのかを調べてみたところ、さすがにグレードの高い部屋は対象になっていないようでした。

それでも「界仙石原」「界玉造」「界別府」の３施設は露天風呂付客室が予約できるようです。

ただし、星野リゾートは平日でも混んでいるイメージがありますので、定期券を使って露天風呂付客室を予約するには、それなりのハードルがあるかもしれません。

その他の懸念事項としては、特に父親が高齢（８７歳）であり、足腰が弱ってきていることです。

ようするに、いつまで一緒に旅行に行けるのかが不透明なことです。定期券を購入しても、年間１２泊を使い切れなければ、意味がありません。

「界の定期券」は、「空き部屋をなくして稼働率を上げたい」との星野リゾートの思惑が背景にあるのだと思いますが、利用者側からしてもお得に安く宿泊できますので、まさに「WIN WIN」の良いサービスだと思います。

私は星野リゾートは「奥入瀬渓流ホテル」１か所しか宿泊したことがありませんが、以前から「界」にも泊まってみたいと思っていました。

ちなみに、下の写真は、奥入瀬渓流ホテルの西館ラウンジにある「岡本太郎作」の暖炉で、「河神」と名付けられており、岡本太郎氏の遺作だそうです。

そんな中で今回の情報を発見したので、興奮し、すぐにでも購入したいと考えたのですが、冷静に考えたところ、上記のような懸念事項があることに気付きました。

現時点では、購入しようか非常に悩んでいます。懸念事項については両親とも相談したいと思っています。

なお、「界の定期券」は、かつてサービスを開始した当初は「１００組限定」だったようです。それが、申し込み多数で販売数を増やした経緯があるようなので、今回もすぐに売り切れる可能性があります。

申込期間は「第１期」～「第４期」に分かれているようですので、各期の早めのタイミングで申し込んだ方がよさそうです。

以上、情報共有させていただきます。みなさんもぜひ参考にしてみてください。