【業界初】エポスカードが月10万円のクレカ積立に対応します

資産運用・米国株投資

はじめに

私は4つの証券口座(楽天証券、SBI証券、マネックス証券、tsumiki証券)クレジットカード積立を行っています。毎月の積立内容の詳細は、こちらの記事をご参照ください。

各社とも、クレジットカードによる積立額は「月5万円」が上限になっていますが、この度、tsumiki証券から、来年よりエポスカードで「月10万円」まで可能になるとの発表がありました。

tsumiki証券から発表された内容

tsumiki証券から発表されている内容は、現時点では以下の内容のみです。

今回tsumiki証券がクレカ積立の上限金額を「月10万円」に拡大する意図は、来年から始まる新NISAの「つみたて投資枠」が「年間120万円」であることに対応するためのようです。

したがって、新NISA口座で「月10万円」のクレカ積立が可能になることは間違いないと思うのですが、特定口座で「月10万円」のクレカ積立が可能か否かは不明です。

仮に新NISA口座でしかできない場合は、tsumiki証券で新NISA口座を開設する必要が出てきます。

エポスゴールドカードでは、年間100万円以上利用すると、ボーナスポイントが1万ポイントもらえます。仮に年間100万円のカード積立を行えば、ポイント還元率は「1.1%~1.5%」(tsumiki証券のがんばってるね!ポイントを含む)になります。

クレカ積立の上限が「月5万円」となっている理由

これまで証券会社各社のクレカ積立が「月5万円まで」となっていたことには理由があります。三井住友カード公式ページの記載を引用します。

クレジットカード決済には、「2ヵ月以内に決済する」「同一人物に対しての信用供与は10万円未満等」などの条件があるため、1ヵ月あたりの積立設定可能額が5万円までとされています。

クレジットカード決済ができる投資で、お得な資産運用を!|クレジットカードの三井住友VISAカード (smbc-card.com)

「金融商品取引法」(44条の2)により、そもそも金融商品のクレカ投資はできないのが原則ですが、例外的に「金融商品取引業等に関する内閣府令」で積立投資が許されているようです。内閣府令148条では「10万円を超えることとならない」範囲とされていますが、クレジットカードの支払いサイクル(カード引き落としには時間差があり、翌月の積立と重なる可能性がある)を考慮して、証券会社各社は「月5万円」を上限としているようです。

今回、tsumiki証券がどのようなロジックで「月10万円」を可能としたのかは分かりません。

おわりに

あまり知られていませんが、実は国内で初めてクレカ積立を開始したのがtsumiki証券です。2018年8月のことでした。楽天証券が国内初と思われている方も多いと思いますが、楽天証券が開始したのは2018年10月です。

今回の「月10万円」もtsumiki証券が国内初ということになります。tsumiki証券が可能なのであれば、他社も可能であると考えられますので、恐らく楽天証券、SBI証券、マネックス証券も追随するように思います。楽天証券に関しては、既にクレカ積立(月5万円)の他に、楽天キャッシュ積立(月5万円)がありますので、あるいはクレカ積立は「月5万円」のままとする可能性はあります。

私はtsumiki証券で新NISA口座を開設してまで、「月10万円」のクレカ積立を行う気はありませんが、他社でも「月10万円」が可能になるのであれば、新NISAの「つみたて投資枠」は全額クレカ積立にしたいと思っています。

今後の他社からの発表を、期待して待ちたいと思います。

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