1億円の預金を放置していると起こること ~私の実験~

資産運用・米国株投資

はじめに

先日の記事にも書きましたが、私は2020年に資産運用を始めるまでは、会社からの給与・賞与を全てみずほ銀行・普通預金口座で貯金していました。

毎月の生活費の残りが自然と口座に貯まっていった結果、「2019年6月」に口座残高が1億円を突破しています。

就職して約21年での口座残高1億円達成でした(なお、社内預金積み立て分等を含めて、資産総額1億円を達成したのは、就職してから約20年後です)。

普通預金口座に1億円を放置していると起こること

残高1億円を達成する前、私はあることを実験してみたいと考えていました。

それは、「普通預金口座に1億円以上入れておくと、銀行側から何らかのアクションがあるのか?」ということです。

残高が1億円に到達する前の時点でも、ちょくちょくみずほ銀行の行員の方から、電話や郵送物が来ることがありました。

ようは「口座残高を活用して、投資信託等で資産運用しませんか?」との営業を受けていました。

「1億円」というキリのよい預金額になった場合、銀行側から何か特別なアクションがあるかもしれないと思ったのです。

私としては、以下のいずれかを想定していました。

①大口預金として、銀行側から特別な金利等の提案がある。

②大口預金向けの特別な運用商品の提案がある。

③特に提案等はなく、何も起こらない。

結果は?

皆さんは①~③のどれだったと思われるでしょうか?

結論を申し上げますと、③でした。

何か大口預金者向けの金利提案とか、大口の資産運用商品等の案内があるかとも思ったのですが、何もありませんでした。

やはりメガバンクにとっては1億円程度の預金では、特別扱いされるようなことはないということが分かりました。

一方で私には思い当たる節もありました。

実は、預金残高が5千万円くらいになった時点で、決済用預金(無利息型普通預金)に、口座の種類を切り替えていたのです。

「決済用預金」とは、利息が付かないかわりに、仮に銀行が破綻しても、預金額全額が保護される預金のことをいいます。

金利水準が低く、たとえ数千万円預金していても大した利息が付かない状況でしたし、預金保険制度で1千万円まで保護されるからと、1千万円ずつの口座をたくさんの銀行で作ることにも抵抗がありました。

そこで、みずほ銀行の口座を決済用預金として、そこに全額の預金を入れておこうと考えたのです。

ちなみに、決済用預金への変更手続は、みずほ銀行の窓口で行う必要がありますが、口座番号に変更はなく、給与振込やクレジットカード引き落とし等については、手続不要です。

決済用預金に変更した後、少し異変を感じていました。それは、変更後は変更前と比較して、銀行員からの営業アプローチが減っているように思えたことです。

変更前は、そこそこ頻繁に携帯に電話がかかってきたり、「休日資産運用相談会」等の案内状が送付されてきたのですが、それがかなり少なくなりました。

想像するに、恐らくみずほ銀行内部の「営業ターゲットリスト」の抽出条件として、決済用預金が除外されているのだと思います。

銀行担当者は、「営業ターゲットリスト」に出てきた預金者に対してのみ、機械的に営業を行っているのかもしれません。

決済用預金には、いくら多額の残高があっても、営業対象となっていない可能性があります。

おわりに

逆を言えば、もし取引銀行の担当者から、頻繁に営業電話がかかってきていやだということであれば、決済用預金に変更してみると、営業が減るかもしれません。

口座の入出金明細を確認しますと、2019年6月に預金残高が1億円を突破した後、2020年1月には3千万円を引き出しており、その後の残高は1億円を超えることなく現在に至ります。

この3千万円は、みずほ証券で「個人向け国債」を購入するのに使いました。これが私にとって、銀行預金以外での初めての資産運用になります。

その後、楽天証券でも本格的に米国株投資等を始めたことで、みずほ銀行口座の残高は大きく減少しており、現在の残高は約1千7百万円となっています。

以上、くだらない話かもしれませんが、個人的に興味があった「預金口座に1億円以上入れておくとどうなるのか?」について、実証実験を行った結果をお伝えしました。

地方銀行や信用金庫で同じ実験を行った場合には、違った結果になる可能性もありますが、何かのご参考になれば幸いです。

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