はじめに
最近は現金で支払いを行うことがめっきり減りました。私の場合、現金で支払いを行うのは、一部の病院での支払いくらいであり、2か月に1回程度の頻度です。
大半はスマホで支払うか、クレジットカードで支払うかのいずれかなのですが、最近、スマホのタッチ決済で失敗することがたびたびあります。
今回は、あらためてスマホのタッチ決済について、正式にはどうやるのが正しいのかについて調べてみましたので、情報共有させていただきます。
なお、私はAndroid(Googleウォレット)を使っており、その点はご留意ください。
スマホのタッチ決済の種類
スマホのタッチ決済は、使用している通信規格によって、以下の2種類に分類されます。
【スマホのタッチ決済の種類】
①FeliCa:Suica、PASMO、Edy、iD、QUICPay、nanaco、WAON等電子マネー
②NFC Type A/B:クレジットカード
このうち①FeliCaはソニーが開発した規格で、日本でしか使えません。一方で、②NFC Type A/Bは世界中で使える規格です。
お店でスマホをかざす方法
お店でスマホをかざす方法には、以下の2種類があります。
【お店でスマホをかざす方法】
A.スマホの電源をOFFにしたままかざす方法
B.スマホの電源をONにして、生体認証をしてからかざす方法
「タッチ決済の種類」と「かざす方法」の関係
上記の「タッチ決済の種類」(①、②)と「かざす方法」(A、B)の関係は、以下の通りです。
【タッチ決済の種類」と「かざす方法」の関係】
①FeliCa(電子マネー):
A.スマホの電源をOFFにしたままかざせばOK
②NFC Type A/B(クレジットカード):
B.スマホの電源をONにして、生体認証をしてからかざす必要がある(スマホの電源をOFFにしたままかざすとエラーになる)
おわりに ~私がタッチ決済をたびたび失敗していた原因~
実は、2024年3月下旬に、セキュリティ強化を目的とした、Googleウォレットのアップデートが行われています。それ以前は、クレジットカードのタッチ決済においては、「10,000円以下の決済の場合」に限り、生体認証不要でタッチ決済できていたようですが(電源をONにする必要はあった)、アップデート後は、生体認証が必須になったようです。
私はこれまで、タッチ決済を行う際には、特に「FeliCa」と「NFC Type A/B」の違いを意識することなく、何となくそのままタッチしたり、電源を入れてからタッチしたり、あるいは生体認証まで行ってからタッチしたりと、いい加減なやり方でやっていたため、たまに決済に失敗していたのだと思います。
今回調べてみて、クレジットカードのタッチ決済の場合は、必ず生体認証まで行い、スマホのロックを解除した状態でタッチを行わないといけないことが理解できました。
いちいち区別するのが面倒くさければ、何も考えずに、常に生体認証まで行っておけば、タッチ決済で失敗することはないはずです。
なお、交通機関(電車の改札口)でタッチ決済を行う場合に限り、事前の設定で、「生体認証不要」でタッチ決済できるように設定可能です。詳細は、こちらのページ(Google公式)をご参照ください(この設定は、Googleウォレットを利用してタッチ決済を行う場合の設定であり、モバイルSuicaを利用している場合は、設定せずともスマホの電源OFF状態で改札にタッチできます)。
私と同じように、これまで何となくタッチ決済していた方は、上記の内容を意識していただくと、決済に失敗することが減るのではないでしょうか。
※注意
Androidの「設定」→「接続設定」→「接続の詳細設定」→「NFC」で、「NFCの使用にロック解除を要求」にチェックを入れていると、FeliCa(電子マネー)を利用する際にも生体認証が必要になりますので、ご注意ください。
私は利便性を優先して、ここにはチェックを入れていません。