FIRE後の健康診断をどうするか問題③ ~AICSについて調べてみた~

FIRE・早期退職

はじめに

私は会社員時代には毎年、社内の「健康診断」(10月頃)及び「人間ドック」(年末)の両方を受診していましたが、昨年5月末に会社を退職したため、2023年はそのいずれも受診できていません

現在、自分のニーズに合った「人間ドック」がないか、現在探しているところです。個人的にはやはり、「癌」になる心配が一番大きいため、「癌を調べる検査」を重視したいと考えています。

前回の記事では、「PET検査」について書きました。今回は、癌に罹患しているリスクを検査する方法である「AICS」について調べてみました。

なお、私は医療の専門家ではありませんので、本ブログ記事の内容が正確でない可能性があります。その点はご了承ください。ご参考程度にお読みくださいますよう、お願いします。

癌を調べるための検査

癌を調べるための主な検査と、調べられる癌の種類は、以下の通りとなるようです。

PET検査→いろいろな種類の癌

胃カメラ→胃癌

大腸カメラ→大腸癌

便潜血検査→大腸癌

腹部超音波検査→膵癌など

肺癌CT検査→肺癌

PSA検査→前立腺癌

乳房超音波検査(エコー)→乳癌

乳房X線検査(マンモグラフィー)→乳癌

血液検査(腫瘍マーカー)→いろいろな種類の癌

血液検査(AICS)→いろいろな種類の癌 ※今回の記事の内容

尿検査(N-NOSE)→いろいろな種類の癌

AICSの概要とメリット・デメリット

私は「AICS」については知りませんでした。今回、癌を調べるための検査方法を調べている中で、初めて知りました

【AICSの概要】

アミノインデックス」とは血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康状態や様々な病気の可能性を明らかにする技術を活用した解析サービスのこと。

このうち、癌に罹患しているリスクを検査する手法を「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」と称している。

「AICS」は味の素㈱が開発した手法であり、同社の登録商標となっている。

具体的には、血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人と癌である人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、癌であるリスク(可能性)を評価する検査となります。

「AICS」の対象となる癌は、以下の通りです。

胃癌
肺癌
大腸癌
膵臓癌
前立腺癌(男性のみ)
乳癌(女性のみ)
子宮癌(女性のみ)
卵巣癌(女性のみ)

私がネットで調べた限りでは、「AICS」のメリット、デメリットは以下の通りです。

【AICSのメリット】

1回の採血で複数の癌の可能性が検査できる。

採血するだけなので、検査に際しての身体への負担が軽い。

【AICSのデメリット】

「癌そのもの」が発見できるわけではなく、「現在癌である可能性」が検査できるにすぎない。

検査が受けられる医療機関が限られており、多くない(AICSを取り扱っている医療機関は、こちらから検索できます)。

費用が「2万円~3万円程度」かかる。

おわりに

結果報告書の例は、以下の通りです(画像は、味の素公式サイトより)。

癌である可能性が、「ランクA」から「ランクC」までの3段階で示されますが、人によっては少しでも癌の可能性があると診断されると、心配になってしまうかもしれません。

私は今回調べてみて、人間ドックのオプションとして、補足的に検査してもらう程度であれば、検査を受けてみてもよいかもしれないと思いましたが、残念ながら、私が人間ドックを受診してきた病院では、AICSの検査が受けられないようでした。この検査を受けることをメインに、病院を選ぶほどの決定力はないと思います。

ちなみに、味の素公式サイトによれば、「アミノインデックス」には「AICS」の他に「AILS」(アミノインデックス生活習慣病リスクスクリーニング)というものがあり、「AILS」では脳卒中・心筋梗塞、糖尿病、認知機能低下のリスクが評価できるようです。

医学は日々進歩していますので、類似した検査手法が日々開発されているのかもしれません。より安価で、より精度が高く、より手軽に受けられる検査方法が登場することを期待しています

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