はじめに
私は以前、「JRE BANKの口座開設を検討しています」という記事を書きました。「JRE BANK」はJR東日本が「5月9日」にサービスを開始した銀行事業です。
同記事を書いた当時(4月)、私はJRE BANKの口座開設をする気満々でした。同記事に書いたように、利用メリットが大きいと考えていたのです。しかし現在はかなりトーンダウンしており、「口座開設はやめておこう」という気持ちが強くなっています。
今回は、なぜ私がJRE BANKの口座開設を躊躇しているのかについて書いてみたいと思います。
JRE BANKの口座開設を躊躇している理由
私がJRE BANKの口座開設を躊躇している理由について、結論を書きますと、以下の通りです。
楽天カードの強制退会につながる可能性があるため
「こいつ何を言ってるんだ?」と思われる方も多いと思いますので、以下でご説明します。
JRE BANKはJR東日本が独自で運営している銀行ではなく、あくまでも「楽天銀行の支店」という扱いです。JRE BANKの口座開設を申し込むということは、楽天銀行の口座開設を申し込むことと同じです。
私は楽天銀行口座を持っていますが、楽天銀行口座を持っていても、JRE BANKの口座を開設することはできますので、私がJRE BANKの口座を開設することは何ら問題ありません。
問題なのは、JRE BANKの口座開設の際に登録する「申込情報」が、楽天銀行に共有されてしまう可能性があることです。JRE BANKの口座開設時には、個人情報として、「職業」「年収」等を登録する必要があります。仮に私が「無職」としてJRE BANKの口座を開設すると、楽天銀行に登録してある「会社員」という情報と齟齬が生じ、楽天銀行からすれば「こいつ、嘘をついているな」という判断がなされる可能性があります。
私は昨年5月末に会社を退職しましたが、クレジットカード会社や銀行、証券会社等に対して、「退職して無職になりました」という情報に更新していません。肩書等の情報はそのままにしてあります。「会社員」だったのを「無職」に変更すると、最悪の場合、クレジットカードが強制退会等になってしまう可能性があると考えており、情報が更新できないでいるのです。
そもそもJRE BANKの申込情報が楽天銀行に共有されるのかは分かりません。また、仮に共有されるとしても、楽天銀行の情報が楽天カードに共有されるのかもわかりません。普通に考えれば、利用者の同意なしには共有されない(共有されてはいけない)ようにも思うのですが、かつてどこかのタイミングで「楽天グループ間での情報共有に同意します」というチェックマークを入れてしまった可能性はゼロではありません。
要するに、「JRE BANK→楽天銀行→楽天カード」というように、私が無職になった情報が共有されてしまう結果、最悪の場合、楽天カードが強制退会になる可能性がゼロではないと、私は考えています。特に楽天カードは、ネットをみていると、よく分からない理由で強制退会になった人が一定数いるようですので、可能性はあると思います。
楽天カードは、楽天証券でのクレジットカード積立その他で、私がメインとして使っているクレジットカードですので、使えなくなることだけは絶対に避けたいです。JRE BANKの口座を開設することで様々なメリットがあることは承知していますが、リスクは冒せないということで、JRE BANKの口座開設を躊躇しているのです。
おわりに
私は既に、以下の7つの銀行口座を保有しており、これ以上銀行口座を増やしたくないのも、JRE BANKの口座開設を躊躇している理由です。
【私が保有している銀行口座】
①みずほ銀行
②三菱UFJ銀行
③イオン銀行
④楽天銀行
⑤あおぞら銀行
⑥住信SBIネット銀行
⑦三井住友銀行
※口座開設順。各口座の開設経緯については、「私の銀行預金を公開します」(過去記事)参照。
会社を退職したのに、登録情報を「会社員」のまま放置しておくということは、「積極的な嘘」ではありませんが、「消極的な嘘」ではあります。いずれはクレジットカード会社等には分かることですので、どこかのタイミングでは正しい情報に更新したいと考えています。
JRE BANKの口座開設については、全く急ぐ必要はありませんので、もう少しメリットやデメリットを検討した上で判断したいと思います。