メガバンクの普通預金金利が0.02%→0.10%になる影響

資産運用・米国株投資

はじめに

「7月31日」にメガバンク3行から、普通預金金利を従来の「0.02%」から「0.10%」に引き上げるとの発表がありました。

これは、同日に開催された日銀の政策決定会合で、政策金利が従来の「0%~0.1%程度」から「0.25%程度」に引き上げられたことに対応するものです。

各メガバンクに新しい金利が適用される時期は、以下の通りです。

三菱UFJ銀行:9月2日~

三井住友銀行:8月6日~

みずほ銀行:9月2日~

金利引き上げの私への影響

普通預金金利が「0.10%」になるのは、「2008年11月」の「0.12%」に次ぐ水準だそうです。約16年ぶりの水準ということになります。

私は「2021年1月」に、普通預金金利が「0.20%」の「あおぞら銀行BANK支店」で口座を開設しました。当時はメガバンク各行の金利が「0.001%」であり、「200倍」の利息が付くということで開設したのです。現在でも「1,000万円を少し超える金額」を預け入れており、年間で「16,000円程度」(税引後)の利息を受け取っています。

今回メガバンクの金利が「0.10%」となったことで、未だあおぞら銀行の半分の水準ではありますが、あえてあおぞら銀行で口座を持つことの意味が薄れてしまいました

私のメインの銀行口座はみずほ銀行なのですが、この口座は「2011年4月」に決済用預金(無利息型普通預金)口座に切り替えています。これは当時、みずほ銀行口座の残高が5,000万円くらいになっていたことから、ペイオフを考慮して切り替えたものです。銀行口座を増やして1,000万円ずつ預金するよりも、みずほ銀行口座のみで管理したいと思ったことから、決済用預金口座(利息は付かないが、みずほ銀行が破綻しても、預金が全額保護される)にしました

したがって、みずほ銀行の金利が「0.10%」になる恩恵を、私は受けることができませんあおぞら銀行が金利を上げてくれればよいのですが、直近の2024年3月期決算では巨額の赤字(連結経常損失▲548億円)を計上しているため、期待できません

ちなみに、三菱UFJ銀行は「7月31日」に短期プライムレートも「1.475%」から「1.625%」に引き上げることを発表しています。短期プライムレートと連動している住宅ローンの変動金利も今後上昇する可能性がありますが、私は住宅ローンを借りておらず、借りる予定もありませんので、影響はありません

おわりに

私は最近は、余剰資金があれば、銀行の普通預金口座に置いておくのではなく、「個人向け国債変動10年」を購入した方がよいのではないかと考えています(既に「3,000万円分」の個人向け国債を保有しています)。

「個人向け国債変動10年」(2024年7月発行分)の適用利率(税引前)は「0.72%」になっています。「1,000万円」を運用した場合の利息は、メガバンクの普通預金口座が「10,000円」(税引前)であるのに対して、「個人向け国債変動10年」は「72,000円」(税引前)です。その差額は「年間62,000円」にもなります。ちょっとしたポイ活の効果など吹き飛ぶくらいのインパクトがあります。

あおぞら銀行の金利が「0.20%」がら引き上げられないようであれば、同行に預金しているお金を引き出して、「個人向け国債変動10年」を購入することを検討したいと思います。

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