はじめに
私は昨年5月末に会社を退職し、同年「6月5日」に「厚生年金」から「国民年金」への切り替え手続きを行いました。その際、国民年金については、「2年前納」「付加納付あり」「クレジットカード払い」で申し込んでいました。このときの詳細につきましては、「【完全版】退職手続マニュアル③(国民年金編)」(過去記事)をご参照ください。
よくネットをみていると、FIREした人が国民年金の免除申請をしていますが、個人的には年金は「付加納付あり」で支払うのが最もメリットがあると考えています。年金ほど割のよい投資商品は珍しいとさえ思っています。私の「年金見込額」や「年金受給方針」につきましては、「勤続25年退職者の年金額を公開します」(過去記事)をご参照ください。
この度、日本年金機構から「国民年金保険料クレジットカード納付額通知書」が圧着ハガキで送付されてきました。
今回の納付内容
私の場合、「2023年6月1日」から国民年金に加入したわけですが、「2023年6月~2024年3月」までの「10か月分」の保険料(166,740円)は、納付書により「楽天ペイ」で支払いました。このときの詳細につきましては、「【完全版】退職手続マニュアル④(楽天ペイでの国民年金保険料支払)」(過去記事)をご参照ください。
「2年前納」が開始するのは「2024年4月以降」の国民年金保険料からになります。今回、「国民年金保険料クレジットカード納付額通知書」に記載されていた、私の納付内容は以下の通りです。
保険料額:407,840円(付加納付あり)
対象月 :2024年4月~2026年3月(24か月)
支払方法:クレジットカード納付
納付日 :2024年4月30日
私は「エポスゴールドカード」で支払う予定で、「昨年6月5日」に同カードを登録済みです。
今回送られてきた「通知書」によると、「4月の第8営業日」から「4月20日」までの間に、日本年金機構により、クレジットカードの有効確認(有効期限や利用限度額等の確認)が行われ、有効と確認されれば「4月30日」に支払われることになります。
エポスゴールドカードで「2年前納」することによる割引額
国民年金保険料を「クレジットカード払い」で「2年前納」することで、現金での「毎月納付」よりも、以下の2点でお得になります。
①「2年前納」することで保険料が割引される。
②クレジットカードのポイントが付与される。
まず「①」について、割引額(付加納付ありの場合)は以下の通りです。
【割引額】
※付加納付ありの場合
A.現金で「毎月納付」する場合の保険料:
(2024年度17,380円×12か月)+(2025年度17,910円×12か月)=423,480円
B.クレジットカードで「2年前納」する場合の保険料:407,840円
C.割引額(BマイナスA):▲15,640円
「②」について、私が国民年金保険料の支払いで使用する「エポスゴールドカード」には「選べるポイントアップショップ」というサービスがあります。「スーパー・コンビニ」「公共料金」「交通」「保険」等の幅広いジャンルの中から、あらかじめ「お気に入りショップ」を3つまで登録しておくと、同ショップでの利用額に対するポイント付与率が3倍(1.5%)になるというものです。
私は「お気に入りショップ」として「国民年金」を登録しているため、国民年金保険料の支払いで「1.5%」のエポスポイントが付与されます。
【ポイント付与】
407,840円×1.5%=6,117ポイント
以上の「①」「②」を考慮すると、実質的な割引額は「▲21,757円」(15,640円+6,117ポイント)となります。
おわりに
以上の通り、「選べるポイントアップショップ」で「国民年金」を登録した「エポスゴールドカード」で「2年前納」することで、「▲21,757円」もお得になりますが、留意点もあります。
それは、「エポスゴールドカード」の有効期限が到来する都度、年金事務所で「クレジットカード納付申出」の手続きが必要になることです。
カード会社が「指定代理納付者」(国民年金法に基づき指定を受けたクレジットカード会社)であれば、クレジットカードの有効期限到来時にも特に手続きは必要ありませんが、「エポスカード」は「指定代理納付者」になっていないようですので、手続きが必要になると考えられます。
これは正直、かなり面倒ですが、付与されるポイントが大きいので仕方ないと思っています。私の場合には、60歳までにあと2回は有効期限が到来しますので、その都度手続きが必要になります。
また、クレジットカードの利用限度額超過や期限切れ等で引き落としできなかった場合には、「毎月納付」に切り替わるとのことです。この場合は、割引が適用されなくなってしまうので大損です。気をつけたいと思います。