はじめに
先日YouTubeでニュースを見ていたところ、日本人の睡眠状況が年々悪化しているとの話題が取り上げられていました。
なんでも、睡眠の改善に向けて、厚労省が検討会をスタートさせたとのことです。
日本人の平均睡眠時間
2021年のOECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は「7時間22分」で、調査33か国中で最下位となっています。
ちなみに、上位3か国の平均睡眠時間は、以下の通りです。
第1位:南アフリカ 9時間13分
第2位:中国 9時間2分
第3位:アメリカ 8時間51分
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第33位:日本 7時間22分
また、厚労省が2023年1月に公表した「健康実態調査結果の報告」(注:350ページのPDFファイルが開きます)によれば、睡眠時間が7時間未満の人の割合は「69.5%」にも及んでおり、日本人は睡眠不足であるといえる状況です。
「7時間22分」というのはあくまでも平均ですので、中央値はもっと短いということだと思います。
※出典:「令和4年度 健康実態調査結果の報告」(厚生労働省・2023年1月)
私の睡眠時間
上記の調査結果を見て、中国やアメリカがともに、平均で9時間程度もの睡眠時間であるのに驚きました。特に中国については、何となくですが、せわしないイメージがあり、睡眠時間も短めなのかと思っていました。
私個人については、会社で働いていた頃は、「6時間弱」でした。だいたい、午前1時頃に寝て、午前7時前に起きるといった感じでした。
別に「6時間弱」で疲れが取れていたからこの時間だったわけではなく、常に睡眠不足を感じている状況でした。
当時は午後10時過ぎまで残業することもあり、その場合は、帰宅途中に外食で夕食を済ませてから帰宅し、入浴して一息つくともう午前0時くらいになっていました。
午前0時に寝てもよいのですが、それだと、プライベートな時間が全くない状況になってしまい、それはそれでストレスですので、1時間くらいはネットサーフィンしたり、音楽を聴いてから寝ていました。その結果、睡眠時間が6時間を下回る状況でした。
一方で、FIRE後は「8時間」の睡眠時間が確保できています。だいたい、午前0時に寝て、午前8時頃起きるといった感じです。社会人時代よりも、「1時間早く寝て、1時間遅く起きる」イメージです。
十分な睡眠時間が確保できるようになったのは、FIRE後の大きなメリットの一つです。
おわりに
私は毎日「8時間」寝ていますので、「睡眠の量」は十分に確保できていると思います。ただ、「睡眠の質」という点では、あまりよくないようにも思います。
寝床に入っても1時間くらい寝つけないこともざらですし、夜寝てから朝起きるまでに、2~3回はトイレに起きます。民間企業の調査でも、40代~50代の人が、最も睡眠に満足していないそうです。
先日の記事で、日光を浴びると、セロトニンが分泌され、睡眠の質向上に効果があると書きました。引き続き、日光を浴びることを心掛けるとともに、入浴もシャワーではなく、湯船に浸かる等、睡眠の質向上につながる行動を、意識的にしていきたいと思います。
人によって必要な睡眠時間は異なると思いますが、みなさんは質、量ともに十分な睡眠時間が確保できていますか?