スマホデビューしました

日常生活

はじめに

先日私、両親、兄一家(兄・義姉・甥)で会う機会がありました。毎年年始に会っているということもありますが、今回は両親のガラケー(両親共用で1台)をスマホに機種変更する目的がありました。

といいますのは、両親(父親87歳・母親79歳)が使っていたガラケーはソフトバンクで、ソフトバンクの3Gサービス(ガラケー)が、いよいよ2024年1月末に終了することになり(なお能登半島地震の影響で終了日が「4月15日」に延期されています)、4Gサービス(スマホ)に移行する必要があったからです。

また、両親が使っていたガラケーの電話代については、これまで兄一家が負担していましたが、両親の希望で、両親自身で支払う形に変更することになり、その手続も併せて行いました。

両親がスマホデビュー

ちなみに私も現在はガラケー(ドコモ)を使用しています。具体的には、外出先では音声通話はガラケー、データ通信はスマホ、の2台持ちをしています。ドコモの3Gサービスが終了するのは「2026年3月末ですので、あと2年以上はガラケーで戦う(何と?)つもりです。

よくよく聞いてみると、スマホへの機種変更手続や機種選定は既に兄が行っており、支払変更手続のみをやればよい状態でした。

私はかねてから両親に対して、「スマホを使うのであれば、いわゆるらくらくホンのような機種にはしない方がよい」旨伝えていました。なぜならば、「らくらくホン」のような機種は、通常のアンドロイドがカスタマイズされており、操作方法が特殊で、却って分かりにくいからです。もし両親が周りの人にスマホの操作方法を聞いても、教えてもらえない(周りの人も操作方法が分からない)可能性があります。

そんな中、兄が選んでいた機種は「シンプルスマホ6」(ソフトバンク)という、いわゆる「らくらくホン」のような、主として高齢者を対象としてカスタマイズされた機種でした。

※画像はソフトバンク公式より。

画像をみると分かります通り、スクリーンの下に、「電話ボタン」「ホームボタン」「メールボタン」の3つの物理ボタンがあります。また、ホーム画面も独特な画面構成になっています。

シンプルスマホ6について

私も少しシンプルスマホ6を触ってみたのですが、通常のアンドロイドの操作とはかなり違う印象を受けました。まず初めに、WiFiに接続しようとしたのですが、接続設定画面がどこにあるのかすらも、すぐには探せませんでした通常のアンドロイドの設定画面がどこから出せるのかが分からないのです。

ただ、両親にとっては、上記の物理ボタンがあることや、画面内でも「戻る」ボタンが出てくるのは、操作がやりやすそうではありました。画面に表示される文字も大きく、高齢者には見やすいと思います。また、ホーム画面の「サポート」をタップすると、操作方法が聞けるサポート電話(フリーダイヤル)がかけられるようになっており、日常的に何かあればすぐ電話で問合せしている父親にとっては、よさそうでした(ただし、すぐにつながるのかや、どこまで無料で対応してもらえるのか等は不明)。

ちなみに父親は「エプソン」のパソコンを使っているのですが、エプソンもサポート電話が無料でできるらしく、操作が分からないときはしょっちゅう電話しているようです。かなり前の話ですが、エプソンはサポート電話対応がとてもよいとの評判を聞き、私が父にエプソンのパソコンを勧めた経緯がありましたので、役に立っているようでよかったです。

おわりに

当初私は、兄が選んだスマホがシンプルスマホだったので、「普通のスマホにすればよかったのに」と内心思いましたが、シンプルスマホをいじってみて、「高齢者にはこのスマホもありかな」と思いました。

また、操作方法についても、慣れれば、通常のアンドロイドの設定画面等にも行けますし、「高齢者向けの特別なカスタマイズがされている」点のデメリットも、さほど大きくないように感じました。

さっそく母親がメール送信の練習をしていたのですが、やはりフリック入力には苦労していました。「ガラホ」(ガラケーのような形のスマホ)にする案もあったようですが、将来的にもスマホを使い続けることを考えれば、ガラホにしなくてよかったと思います。

両親がシンプルスマホにして正解だったか否かは、もう少し様子をみてみないと分かりません。ただ、もし両親がまだスマホデビューしておらず、今後スマホに替える予定の方は、高齢者だからと安易に「らくらくホン」や「シンプルスマホ」を選ばず、あえて「通常のスマホ」を選ぶことも検討してみた方がよいと思います。特に、日常的に両親にスマホの操作方法を聞かれる可能性のある方は、気をつけた方がよいかもしれません。

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