「Suica→販売停止中」「ICOCA→販売中」の理由

旅行

はじめに

両親はたまに電車で病院に行くことがあります。母親はSuica(JR東日本)を持っているのですが、父親は持っていないため、毎回紙の切符を購入しています。

毎回切符を購入するのは面倒だろうと思い、私が昔購入して、一度も使っていなかったPASMO(無記名式)を父親にあげたのですが、駅でチャージしようとしたところ、できなかったそうです。なんでも、PASMO(東京メトロ)は「10年間」使用しないと、失効して使えなくなってしまうそうです(返金は可能)。

それではと、駅でSuica やPASMOを購入しようとしたのですが、「半導体不足」とやらで、販売が停止されていました。JR東日本や東京メトロのホームページにも、販売再開時期は書かれていません

JR西日本のICOCAを購入

そんな中、親戚の葬儀に出席するため、両親と私の3人で中国地方に行くことになりました「ひょっとしたらICOCA(JR西日本)は売っているかもしれない」と思い調べてみたところ、通常通り販売されているとのこと。無事に、JR西日本の券売機でICOCAを購入することができました。

ICOCAはJR東日本や東京メトロでも使えますので、父親の通院に使えます。ただ、一点問題なのは、将来ICOCAが不要になってデポジット(500円)を返してもらう際、JR西日本の駅でないと手続きできない点です(郵送対応は可能?)。これについてはどうしようもないですが、ICOCAを使うメリットが大きいと判断し、今回は購入しました。

葬儀の際の帰りの新幹線は3人並びの指定席を「スマートEX」(JR西日本のチケット予約アプリ)で購入しました。「スマートEX」では、購入したチケットを交通系ICカードに紐づけて使うことができますが、「私→モバイルSuica 」「父親→ICOCA」「母親→Suica 」に紐づけることで、チケットレスにすることができました。

おわりに

Suica及びPASMOについては、「無記名式」は今年の「6月8日」から、「記名式」は「8月2日」から、「半導体不足」により販売が停止されています(定期券付きのものは購入可能)。今のところ販売再開の目途は立っていないようです。

一方でICOCAは現在も通常通り販売しています。半導体不足の影響があるのはICOCAも同じはずです。にもかかわらず、Suica・PASMOは売っていないのに、ICOCAは売っているのはなぜでしょうか?

Suica・PASMOの在庫がなくなってしまった要因は、恐らく「インバウンド需要」だと思います。海外からの観光客の多くは、成田空港か羽田空港を利用すると考えられ、日本に来てまず購入する交通系ICカードはSuica かPASMOになると考えられます。その意味で、ICOCAよりもSuica・PASMOの在庫が先になくなってしまったものと思われます。

今後もインバウンド需要が続くのであれば、早晩ICOCAの在庫がなくなることがあるかもしれませんスマホを持っていない高齢者は、モバイル版を使うことができませんので、JR東日本や東京メトロには、出来るだけ早い販売再開を望みます

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