はじめに
「4月18日」に楽天から、「2024年夏頃」に、「楽天キャッシュ」関連のポイント還元プログラムが変更になるとの発表がありました。
結論的には、楽天証券での「楽天キャッシュを使った投信積立」におけるポイント還元率が、現在の「1.5%」から「2.0%」に上昇すると考えられます。
今回はこの件について書いてみたいと思います。
今夏に予定されている変更内容
今夏に予定されている、楽天キャッシュに係るポイント付与ルールの変更内容は、以下の通りです(画像は楽天公式ページより)。
現在は、楽天カードを使って楽天キャッシュにチャージする場合には、チャージ額の「0.5%」の楽天ポイントが付与されますが、夏からはこのポイント付与がなくなります。
現在は、チャージした楽天キャッシュを使って支払う場合には、以下の還元率で楽天ポイントが付与されます。
【現在の還元率】
街のお店で楽天ペイアプリを使って楽天キャッシュで支払う場合:1.0%
楽天証券で「楽天キャッシュ積立」を行う場合:0%
これが、今夏からは以下の内容に変更されます。
【今夏からの還元率】
街のお店で楽天ペイアプリを使って楽天キャッシュで支払う場合:1.5%
楽天証券で「楽天キャッシュ積立」を行う場合:0.5%
なお詳細につきましては、公式ページ1、公式ページ2、公式ページ3、公式ページ4をご参照ください。
楽天キャッシュ積立のポイント還元率はどうなるのか?
以上で書いたポイント還元率は、あくまでも「チャージした楽天キャッシュを使う場合」の還元率です。したがいまして、「楽天キャッシュにチャージする際のポイント還元」は別に付与されることになります。
私は現在、楽天キャッシュのチャージは、「マネックスカードでチャージしたファミペイアプリを使って、ファミリーマートで楽天ギフトカードを購入する」という方法で行っています。
この方法で楽天キャッシュのチャージを行う場合、以下の還元率でポイントが付与されます。
①マネックスカードでのファミペイチャージ時:1.0%(マネックスポイント)
②ファミペイアプリでの楽天ギフトカード購入時:0.5%(ファミペイボーナス)
合計:1.5%
以上をまとめますと、今夏からの楽天キャッシュ積立のポイント還元率は、以下の通りとなります。
【今夏からの楽天キャッシュ積立のポイント還元率】
楽天キャッシュ利用による獲得ポイント:0.5%(楽天ポイント)
マネックスカードでのファミペイチャージによる獲得ポイント:1.0%(マネックスポイント)
ファミペイアプリでの楽天ギフトカード購入による獲得ポイント:0.5%(ファミペイボーナス)
合計:2.0%
具体的には、新NISAで楽天キャッシュ積立を年間60万円行えば、12,000ポイント(うち楽天ポイント3,000ポイント、マネックスポイント6,000ポイント、ファミペイボーナス3,000円相当)が付与されることになります。
ファミペイチャージに関する補足
ファイペイアプリにチャージできるのは、「JCBブランドのクレジットカード」のみですが、JCBブランドであってもポイント付与対象外のカードがあります。ファミペイにチャージしてポイント還元が受けられるJCBブランドのクレジットカードの例は、ネット情報によれば以下の通りです。ポイント付与対象となるか否かにつきましては、今後変更となる可能性があることをご留意ください。
【ファミペイチャージでポイントが付与されるJCBブランドのクレジットカード例】
マネックスカード
PayPayカード
TカードプラスPREMIUM
楽天銀行デビットカード
ファミマTカード※
イオンカード※
JQ CARDセゾン※
SAISON GOLD Premium※
※ファミマTカード、イオンカード、JQ CARDセゾン、SAISON GOLD Premiumは、ファミペイチャージ時のポイント還元率が「0.5%」のため、今夏からの楽天キャッシュ積立でのポイント還元率は「1.5%」となる。
※イオンカードは、「毎月10日」の「AEON CARD Wポイントデー」にファミペイへのチャージを行うと、WAON POINTが「2倍」付与されるため、今夏からの楽天キャッシュ積立でのポイント還元率が「2.0%」となる。
以下のカードはポイント付与対象外。
× JCBプロパーカード
× 楽天カード
× リクルートカード
× JALカード
× ビューカード
× メルカード
【ファミペイチャージの上限金額】
JCBブランドカード(本人認証済み)
1か月当り:30万円
1日当り :10万円
1回当り :3万円
ファミマTカード
1か月当り:10万円
1日当り :10万円
1回当り :3万円
おわりに ~楽天ギフトカード廃止の可能性と私の対応~
楽天キャッシュ積立で「2.0%」のポイント還元を受けるためには、楽天ギフトカードの購入が前提になります。この点に関して、「楽天ギフトカードは近い将来廃止されるのではないか」との推測がネット上にはあります。
これは、楽天ギフトカードを購入できる店舗が、縮小されてきているのがその根拠です。かつてはドラッグストア等でも購入可能でしたが、現在は「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ミニストップ」でしか購入できません。
もし楽天ギフトカードが廃止されてしまった場合、楽天キャッシュ積立のポイント還元率は「0.5%」になってしまいます。
私としては、当面は上限である「毎月30万円分」まで、楽天ギフトカードを購入し続ける予定です。これまでも、楽天ギフトカードの廃止を見込んで、毎月楽天キャッシュの購入を続けており、今月についても、既に「20万円分」を購入済みです。現時点の楽天キャッシュ残高は「130万円超」となっています。
私は現在、新NISAの成長投資枠で、「毎月5万円」の楽天キャッシュ積立を行っています。5年間積み立てる予定ですので、総額は「300万円」です。このうち「1月~4月」の4か月間で「20万円」を積立済みですが、残りはまだ「280万円」分ありますので、「130万円分」の楽天キャッシュではまだまだ不足しています。
今夏からのポイント付与内容につきましては、引き続き情報収集していきたいと思います。
※「楽天キャッシュ積立のポイント還元率が「1.5%」になりました」(過去記事)もご参照ください。
※2024年4月25日注記
記事中で、「楽天キャッシュ」関連のポイント還元プログラムが変更になるのは「2024年夏頃」と記載しておりますが、その後、「2024年6月4日」から変更になるとの発表が楽天からありました。
※2024年7月15日追記
2024年9月6日以降は、マネックスカードでファミペイチャージを行っても、マネックスポイントが付与されなくなります。
詳細につきましては、「【悲報】楽天キャッシュ積立のポイント付与率が下がります【楽天証券】」をご参照ください。