「日本代表」に感じる違和感

日常生活

はじめに

最近、いろいろなスポーツで「日本代表」が活躍し、世間を賑わせています。今年3月にも、WBC決勝戦で、侍ジャパンがアメリカを下し、優勝したことは記憶に新しいところです。普段野球を観ない方も、テレビで応援していた方が少なくないのではないでしょうか?

野球以外でも最近ではラグビー日本代表のニュースが連日報道されています。昨日は日本代表が惜しくもアルゼンチンに敗れ、2大会連続の決勝トーナメント進出はかないませんでした

ただ、私は正直なところ、これらのチームを「日本代表」と称することには違和感があります。このようなことを書くと、「非国民」だと思われてしまうかもしれませんが、今回はなぜ私がそのような気持ちを持っているのかについて、書いてみたいと思います。

なお、本記事の内容はあくまでも私個人の感想です。特定の個人や団体を批判する意図は全くありませんので、その点はご了承ください。

私が感じる違和感

ラグビー日本代表選手の顔ぶれをみますと、今回の大会については、日本代表33人のうち、16人が外国出身なんだそうです。全体の半分くらいが外国出身者で占められているということです。

そのような状況を踏まえますと、個人的には「日本代表とか言ってるけど、日本人のチームじゃないじゃん」と思ってしまうのです。

ネットで調べてみると、「日本代表」の定義は、大会内容やスポーツによって異なるようです。オリンピックやサッカーワールドカップは国籍が日本人である必要がありますが、ラグビーワールドカップでは、以下のような定義になっており、日本国籍である必要はありません

※以下の「いずれか1つ」を満たせば代表資格を取得できる。

1.その国・地域で出生

2.両親または祖父母のうち1人がその国・地域生まれ

3.直前の5年間継続居住

4.通算10年居住

ラグビーは「グローバリズム」や「多様性」を標榜していることで、このような条件になっているのだと考えられます。

少し意味が違うかもしれませんが、同様のことは、正月の箱根駅伝等でも感じます。大学によっては外国人留学生が主力選手になっていますが、個人的にはなんだか、小学生の野球大会に、メジャー選手が出場しているような違和感があります。「勝つための手段は選ばない」というような、スポーツマンシップに反する印象(ズルしている印象)を受けてしまうのです。

おわりに

私が「日本代表」に違和感があるのは、そもそも私がひねくれた性格であるところが大きいと思います。「日本代表をみんなで応援しよう」という同調圧力に抵抗したくなってしまう、私の性格に問題があるのでしょう。

WBCで優勝した侍ジャパンや、ラグビーワールドカップ日本代表が日本国民に感動を与えたのは事実であり、日本代表メンバーの出自がどうなのかなどといったことは、本来は考えるべきでないのだと思います。

私自身も、日本国民に勇気を与えたそれらチームの功績は素晴らしいと思っていますし、人種差別的な意図は全くありませんが、そのチームを「日本代表」と称することに違和感があるということです。「日本代表」というと、なんだか「日本人の代表」みたいな印象を勝手に持ってしまっていることが問題なのかもしれません。「日本代表」以外の何かうまい呼称があれば、私も素直に応援する気になるのですが・・・。

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