はじめに
私は現在、痔(きれ痔)を患っており、痔に関して本ブログで以下の記事を書いてきました。
2023/10/06
「FIRE後にかかりやすい病気」
2024/05/30
「FIRE後にかかりやすい病気④【続報】」
2024/06/28
「FIRE後にかかりやすい病気⑤【続報その2】」
2024/08/29
「手術すべきか悩んでいます」
本ブログ記事を書いている今日時点では、次回の診察が迫っており、次回の診察では勇気を振り絞って「手術を受けたい」旨伝えようとの考えに、かなり傾いています。
もちろん、痔などならない方がよいに決まっているのですが、この1年近く痔に悩む生活を送る中で、「痔になってよかったこと」も感じています。今回はこのことについて書いてみたいと思います。
痔になってよかったこと
痔になってよかったことは、以下の通りです。
【痔になってよかったこと】
①食生活が改善したこと
②以前にも増して運動するようになったこと
③どこも痛くないことのすばらしさを認識できたこと
④病気の人に対する見方が変わったこと
まず①②について、痔の治療の基本は「保存療法」(薬の服用、食事の改善、運動等)です。便が固くなることで症状が悪化するので、スムーズなお通じが大切になります。
痔に悩むようになってからは、意識して食物繊維の多い野菜をたくさん食べるようになりました。水分摂取にも心掛けるようになりました。水分摂取は、私の別の持病である「尿路結石」にも有効です。
また、以前から散歩はしていたのですが、より意識的に運動するようになりました。
食生活の改善と運動によって、健康全般に良い影響が出る可能性があります。現時点では実感をもって健康になったとの感覚はありませんし、血液検査等の結果が目に見えて良くなっているわけでもありませんが、長期的には健康面で良い方向に向かっていると思います。これは痔になったおかげです。
④については、病気の人に対する思いやりの気持ちが、以前より持てるようになったと思います。別に良い人アピールをするつもりはないのですが、先日も白杖を持った高齢者の方が、交通量の多い通りを渡れないでいたので、駅まで手をひいて連れて行ってあげました。以前はこんなことはやったことがなかったのですが、自然にそのような行動ができたのは、病気になることの辛さを実感していたからだと思います。
おわりに
痔の症状が悪化すると、常に意識がお尻に向き、何をやっていても楽しくなくなります。健康なときにはそれが当たり前と思っていますが、毎日朝起きて、どこも身体が痛くないことがどんなに素晴らしいことなのかを、心から実感しました。もし今後、痔が治るようなことがあれば、どんなことだってできそうな気がします。
痔になってよかったことを考えないと、ただ辛いだけなので、無理やり考えた面はあります。ただ、上記で挙げた①~④は、心の底から実感しています。
何か自分にとってネガティブなこと(痔)が起きても、それを利用してプラス(健康増進)に転じることができれば、「オールOK」なのです。「転んでもただでは起きない」という気持ちをもって生活していきたいと思います。