FIRE後の健康診断をどうするか問題② ~PET検査について調べてみた~

FIRE・早期退職

はじめに

私は会社員時代には毎年、社内の「健康診断」(10月頃)及び「人間ドック」(年末)の両方を受診していましたが、以前のブログ記事にも書きました通り、昨年5月末に会社を退職したため、2023年はそのいずれも受診できていません

FIREして時間に融通がききますので、自分のニーズに合った「人間ドック」がないか、現在探しているところです。個人的にはやはり、「癌」になる心配が一番大きいため、「癌を調べる検査」を重視したいと考えています。

癌を調べるための検査には、いくつかの種類があるようですが、よく耳にする「PET検査」について興味があるため、調べてみることにしました。

なお、私は医療の専門家ではありませんので、本ブログ記事の内容が正確でない可能性があります。その点はご了承ください。ご参考程度にお読みくださいますよう、お願いします。

癌を調べるための検査

癌を調べるための主な検査と、調べられる癌の種類は、以下の通りとなるようです。

PET検査→いろいろな種類の癌

胃カメラ→胃癌

大腸カメラ→大腸癌

便潜血検査→大腸癌

腹部超音波検査→膵癌など

肺癌CT検査→肺癌

PSA検査→前立腺癌

乳房超音波検査(エコー)→乳癌

乳房X線検査(マンモグラフィー)→乳癌

血液検査(腫瘍マーカー)→いろいろな種類の癌

血液検査(AICS)→いろいろな種類の癌

尿検査(N-NOSE)→いろいろな種類の癌

PET検査の概要とメリット・デメリット

私は、特定の部位に癌の疑いがあるわけではないため、特に「PET検査」に興味を持っています。なお以下では、近年の人間ドックで主流になっているといわれている「PET-CT検査」について書きます。

【PET-CT検査の概要】

全身の状態を一度の検査で撮影できる核医学検査のひとつ。放射線を出す物質(RI)を含んだ薬を用いて撮影する。癌の転移や再発の発見に有効とされている。

具体的には、「RI医薬品」というものを注射して、癌の有無を調べる検査になります。癌細胞は正常細胞よりも、たくさんの栄養(グルコース)を取り込みますグルコースによく似ているRI医薬品成分にも癌細胞が集まることから、RI医薬品成分から放出される放射線を撮影することで、癌の場所や状態が調べられるという原理です。

私がネットで調べた限りでは、「PET検査」のメリット、デメリットは以下の通りです。

【PET-CT検査のメリット】

発見が得意な癌(頭頚部癌など)がある。

注射して撮影するだけなので、検査に際しての身体への負担が比較的軽い。

2時間程度で検査できる。

【PET-CT検査のデメリット】

発見が苦手な癌(胃癌、食道癌、肝臓癌、前立腺癌など)がある。

人間ドックで受診する場合には保険適用外となり、費用が「15万円前後」と高い。

放射性物質を含んだ薬(RI医薬品)を投与するため、放射線に被曝する。

おわりに

PET検査には発見が苦手な癌があるとのことですので、PET検査だけでは不十分ということになります。私は当初、PET検査だけ受診することも考えていたのですが、一般的な人間ドックも併せて受診した方がよさそうです。PET検査の結果は、あくまでも補足情報ということになると思います。

なお、今回は調べませんでしたが、AICS」(アミノインデックス癌リスクスクリーニング)や「N-NOSE」(線虫癌検査)という、血液検査や尿検査で癌のリスクが判定できる方法も普及してきているようです。これらについても調べてみたいと考えています(なお、N-NOSEについては、最近、精度が低いのではないかとの指摘がなされているようです)。

引き続き、自分のニーズに合った人間ドックを探し、1月~2月中には受診したいと考えています。

本ブログ記事を書くにあたり、以下のYouTube動画を参考にさせていただきました。
教えて!検査のことpart1「PET/CT検査」(国立がん研究センター公式チャンネル)
【専門医が教える】人間ドックのがん検査 PET、PET/CTの利用法(人間ドック専門医のつぶやきチャンネル)

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