はじめに
コロナ禍になるもっと前のある日のことでした。金曜日の深夜(土曜日早朝)だったと思います。
1週間の仕事を終え、晴れ晴れした気分で寝床についたのですが、早朝4時頃に目が覚めました。
ものすごくお腹のあたりが痛いのです。しばらくすればおさまるかもと思い、じっとしていたのですが、痛みは強くなるばかり。
「さては何か悪くなったものでも食べたかな」と思い返してみたのですが、取り立てて生もの等を食べた記憶はありません。
人生初の救急車
痛みはどんどん強くなっていき、「ひょっとして、盲腸かもしれない」と思いました。
とにかく原因不明なので、不安でいっぱいでした。
我慢しがたい痛みで、おさまる気配もなかったので、躊躇はしたのですが、人生で初めて救急車を呼びました。
原因は何だったのか?
近所の病院に担ぎ込まれ、血液検査やCTだかMRIだかの検査を受けました。
結果は「尿路結石」。自分でも全く予想していませんでした。
以後、そのまま入院することになり、トイレのたびに石が出ないかを注意して観察するように言われました。
翌日くらいだったと思いますが、無事に石が出ました。石が出てしまうと、嘘のように痛みはおさまりました。
その後の状況
以上の話は、15年くらい前の話です。
その後は定期的に通院して、尿酸値を下げる薬を服用しています。
今では痛みが出ればすぐに石だと分かりますし、痛み止めの薬をたくさん常備しているので、不安はありません。
この15年間で、実は何度も石を出しています。10回以上出しているのではないでしょうか。かなり大きな石もありました。
救急車のお世話になったことも、上記の他に1回だけあります。
旅行先の四万温泉でのことでした。このときは、夕食前に温泉に入った後で、お腹が痛くなりました。
痛み止めを持っていなかったため、救急車のお世話になってしまいました。
あの時お世話になった「原町赤十字病院」(群馬県吾妻郡)の方々、本当にどうもありがとうございました。
その他、出張先のホテルで寝ているときにお腹が痛くなったこともあります。このときは新潟県のビジネスホテルで、やはり午前4時頃でした。
痛み止めを1つだけ持っていたため、服用しました。一旦は痛みがおさまったのですが、しばらくして痛みがぶり返してきました。
痛みをこらえてなんとか1件目の会社に訪問したのですが、面談途中にどうにも我慢できなくなり、面談相手(中小企業の会長)に伝えたところ、なんと、その会長も結石の持病があるとのこと。
会長が通っている病院を紹介していただき、受診することができました。
おわりに
不思議なのは、石でお腹が痛くなるときは、休前日の深夜から早朝にかけてが多いことです。
仕事の緊張感から解放された気分のときは、身体全体の筋肉が緩むのか、腎臓内にある石が動きやすいのかもしれません。
今では、外出先や旅行先には必ず、痛み止めを複数個携帯するようにしています。
何かのきっかけで、知り合いが「石持ち」だと分かると、意味不明な連帯感が生まれるのですが、結石にならないに越したことはありませんので、みなさんも食生活や運動不足にはお気をつけください。
生死にかかわる病気ではありませんが、50歳くらいになると発症する方も少なくないようです。
もし原因不明な腹痛がありましたら、結石かもしれません。