新NISAに向けた金融機関変更検討①(手続編)

資産運用・米国株投資

はじめに

私は現在、5つの証券口座(楽天・SBI・マネックス・tsumiki・みずほ)を持っています。NISA口座(一般NISA)については、メインの楽天証券で開設し、今年分を含めて4年分(480万円)の投資が済んでいる状態です。

来年から始まる新NISAについては、開始当初の5年間で1,800万円(成長投資枠1,200万円+つみたて投資枠600万円)投資する予定ですが、新NISAの口座については、楽天証券以外(SBI証券ないしマネックス証券)に変更することも検討しています。

まだ変更するか否か未定ですが、仮に新NISAの口座を、楽天証券とは別の金融機関に変更する場合、いつ頃からどんな手続きを行う必要があるのか、調べてみました。

なお以下では、一例として、楽天証券→SBI証券」に変更する場合を想定して書きます。

NISA口座の金融機関を変更する方法

NISA口座の金融機関を変更するためには、「変更前」の金融機関(楽天証券)と、「変更後」の金融機関(SBI証券)の双方で手続きを行う必要があります。

「変更前」の金融機関で必要な手続きは、以下の通りです。

【変更前の金融機関で必要になる手続き】

NISA口座の廃止手続きが必要。

具体的には、変更前の金融機関に、「金融商品取引業者等変更届出書」を提出し、「勘定廃止通知書」を受け取る。

楽天証券の場合以下の通りです(パソコンでの操作を想定)。

1.楽天証券口座にログイン

2.メニューバーの「つみたてNISA NISA」をクリック

3.メニューバーの「口座開設・区分変更」をクリック

4.画面下の方にある「他の金融機関へNISA口座を移す」をクリック

5.画面の案内に沿って手続き

私の場合は、既に2023年分のNISA枠を消費しているため、5以降の手続きは10月以降にならないとできない。

「変更後」の金融機関で必要な手続きは、以下の通りです。

【変更後の金融機関で必要になる手続き】

NISA口座の開設手続きが必要。

具体的には、変更後の金融機関に、勘定廃止通知書NISA口座開設届出書」「本人確認書類」を提出する。

SBI証券の場合以下の通りです(画像はSBI証券公式ホームページより)。

SBI証券には、以下の書類を提出することになります。

金融機関変更のための手続き期間は、変更を希望する年の前年の10月1日から変更する年の9月30日までになります。既に今年分のNISA枠を消費している場合は、10月1日以降にならないと手続きできません

この手続き期間中に、変更前の金融機関での手続きだけでなく、変更後の金融機関での手続きも終える必要があります。

おわりに

変更前金融機関のNISA口座で購入済みの銘柄は、変更後金融機関に移すことはできず、変更前金融機関でそのまま非課税運用を継続することになります。

「勘定廃止通知書」等の書類発行は、金融機関によっては、発行までに1~2週間かかることもあるようなので、10月になったら早めに手続きを行った方がよさそうです。

金融機関変更に際しては、新NISAに向けて各社がキャンペーン等を行う可能性もあるので、情報収集していきたいと考えています。

金融機関変更を検討することになったきっかけは、楽天証券で、投資信託の保有額に応じたポイント還元が大幅改悪されたことです。金融機関を変更するか否かの結論は、9月中を目途に出したいと考えています。

②(投信保有ポイント比較)につづきます。

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