【私の結論】新NISAの投資方針を決めました

資産運用・米国株投資

はじめに

いよいよ新NISAのスタートまで1か月を切りました私は楽天証券で新NISA口座を開設します。この度、新NISAの投資方針に関する結論が出ましたので、ご参考までに書いてみたいと思います。

私の結論

結論として、私が新NISAで行う投資以下の通りです。既に楽天証券で積立予約を設定済みです。

証券会社楽天証券

【つみたて投資枠】
銘柄eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
毎月10万円積立(うち楽天カード積立5万円、楽天キャッシュ積立5万円)

【成長投資枠】
銘柄eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
毎月20万円積立(全額証券口座引き落とし)

合計毎月30万円・年間360万円×5年積立

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資する理由

どの銘柄か?

新NISA口座ではいろいろな銘柄に分散投資するとの考えもあると思いますが、私はできるだけシンプルにしたいと考え、「つみたて投資枠」「成長投資枠」ともに同じ銘柄1本で行くことを従来から考えていました。

そのような中で候補になったのが「オールカントリー」と「S&P500」です。ネット上ではたくさんの人が「オルカンか?S&P500か?」という議論をしています。アメリカの覇権が続くと考えれば「S&P500」になりますし、続かないと考えれば「オルカン」になります。

特に、新NISAは非課税期間が無期限ですので、人によっては30年~40年以上の超長期運用することが前提になってくると思います。運用期間が長くなればなるほど、先のことは分かりませんので、「オルカン」の方が投資対象としては無難に思えますが、私は「S&P500」を選びました

これは、私が既に「51歳」であり、新NISAでの運用期間もせいぜい「15年~20年くらい」が現実的だと考えたからです。15~20年くらいであれば、まだまだS&P500のパフォーマンスの方がオルカンを上回っている可能性が高いのではないかと考えました。もし仮に、私が今20代や30代であれば、オルカンを選んでいたと思います。

投資信託か?ETFか?

S&P500に投資することが決まったとして、次に「投資信託で投資するのか?あるいはETFで投資するのか?」が問題になります。もちろん「つみたて投資枠」はそもそも投資対象が投資信託に限定されていますので、「成長投資枠」について問題になります

この点に関して私は、非課税期間が無期限である以上、NISA口座で投資した銘柄については売却は一切せず、出来るだけ長期間継続保有するのがよいと考えました。長期間保有することによる複利効果を最大限享受するためには、分配金を払い出すETFよりも、投資信託(再投資型)がよいと考えました。

どの投資信託か?

S&P500に投資信託で投資する場合にも、いくつかの選択肢があります。新NISA口座を楽天証券で開設する私が候補としたのは、以下の2銘柄です。

候補1eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

候補2楽天・S&P500インデックス・ファンド

信託報酬率や投信保有ポイントを考慮すれば、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」に軍配が上がります。しかし私は最終的に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選びましたその理由は、以下の通りです。

理由1:楽天のファンドは新設されたばかりであり、純資産総額が積みあがっておらず、今後の運用パフォーマンスも不透明であること。

理由2:将来的に何らかの理由で証券会社を楽天証券から他の証券会社に移すかもしれない。その場合、楽天専売のファンドで投資していると、移管できずに売却を余儀なくされる可能性があり、複利効果が中断してしまう。
eMAXIS Slimシリーズであれば、主要証券会社は全て取り扱っているので、売却せずに移管できる可能性がある。この選択肢を残しておきたいこと。

「年初一括投資」ではなく、「積立投資」とする理由

私は当初、「つみたて投資枠」は「クレカ積立」や「楽天キャッシュ積立」を行うとしても、「成長投資枠」については、年初に240万円一括での投資を考えていました。資金的にも、銀行口座に相応の金額があるため、年初一括投資も可能です。

しかし、いろいろ考えた結果、一括投資ではなく、「つみたて投資枠」の分を含めて「毎月30万円」(年間360万円)の積立投資とすることにしました。その理由は、以下の通りです。

理由:理論的には、年初一括の方が積立よりもパフォーマンスがよいことは承知している。しかし年初一括で投資してしまうと、その年はそれ以上新NISA口座では買えなくなってしまう。仮に暴落が来ても、何も対策できず、含み損が拡大するのを見ていることしかできない。
一方で積立であれば、すぐに枠を使い切らないため、柔軟な対応が可能となる。私は、もし○○ショックのような暴落が来た場合、スポットで買い増したいと考えている。そのような暴落対策の選択肢を残しておきたいこと(基本は毎月の積立投資)。

「一括か?積立か?」については、例えば、2021年11月に楽天レバナスが新設された際、基準価額10,000円で1,000万円の一括投資をした人がいた場合、2年後の現在でも約▲300万円の含み損となっている状況を踏まえれば、一括投資の怖さが分かります。一方で私は楽天レバナスは暴落後に買い始めましたので、現時点では含み益になっています。これと同じことが新NISA口座でも起こり得ると考えています。

なお、「成長投資枠」は積立設定せずに、全額スポット投資とすることも検討しましたが、自分の性格的に積立設定を行うこととしました。自分の性格上、その時点の株価や、為替相場の状況次第で、「やれ株価が高すぎる」とか「やれ為替が円安すぎる」とかいって投資を躊躇してしまう可能性があるためです。

おわりに

以上いろいろ書きましたが、先のことは誰にも分かりません私の予想がすべて外れるかもしれませんただ一つ言えることは、私は既に51歳と高齢であることです。また、既にある程度の資産を保有していますので、「資産形成期」はとっくに終わっており、現在はむしろ資産を守る時期に来ていると思います。その意味では、S&P500に積立投資するくらいがちょうどよいと考えています。

楽天証券で新NISAをやるのだから、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」に投資すれば、信託報酬率も低いですし、投信保有ポイントも貰えてよいのですが、いろいろ考えた結果、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にしました。そちらの方がコストやポイントよりもメリットがあるとの判断です。これが正解かは分かりません

楽天証券の場合、新NISA口座で1月から楽天カード積立、楽天キャッシュ積立を行うには、「12月12日まで」に積立予約が必要です。まだ積立予約がお済でない方はお急ぎください積立予約の具体的な方法こちらをご参照ください)。

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