正しいと信じていたことが、実は間違っていました

日常生活

はじめに

先日、YouTubeでニュースを見ていて、「あれ?」と思ったことがありました。

ビッグモーターのニュースだったのですが、アナウンサーが、同社の経営計画書には、「幹部には部下の生殺与奪権を与える」との文言が書かれている旨、伝えていました。

問題は、このニュースの内容そのものではなく、アナウンサーが「生殺与奪」を「せいさつよだつ」と読んでいたことです。

私は、「このアナウンサー間違ってるじゃん。正しくは『せいさいよだつ』だろ」と思いました。

ただ、「せいさつよだつ」と言っている人もよくいるので、調べてみることにしました。

調べてみた結果

調べてみたところ、私と同じことを疑問に思っている人が、ネット上に一定数いることがわかりました。

もっとも、今回のビッグモーターの件で話題になったわけではなく、数年前に「鬼滅の刃」が流行ったときに、一部ネット上で議論されていました。

「鬼滅の刃」の有名なセリフの中に、「生殺与奪」という言葉が出てくるのだそうですが、「鬼滅の刃」のコミックスのふりがなも「せいさつよだつ」となっていたのがきっかけです。

ネット上で書かれていることを見て、私はびっくりしました。

結論を申し上げますと、「せいさいよだつ」ではなく「せいさつよだつ」が正しいとのことでした。私がこれまで50年間、「正しい」と思っていたことが、実は間違いだったのです。

おわりに

「殺」という漢字には、「さつ」と「さい」の読み方があることは事実ですが、なんでも、「さい」と読むのは、「そぐ、省く、小さくなる」といった意味の場合なのだそうです(「相殺」「減殺」など)。

たしかに、Wordの変換でも「せいさいよだつ」では変換されません

一説によれば、「せいさいよだつ」との読み方は、慣用的に使われてきたものなのではないかとのことでした。

私がなぜ、「せいさいよだつ」と思い込んでいたのかは、今となっては分かりません。誰かに教えられたのか、あるいは自分が勝手にそう思い込んでいたのか・・・

それにしても、50年も生きてきて、それまで正しいと信じていたことがそうではなかったことに気づくなんて、そうそうあることではありません。

みなさんの中にも、「せいさいよだつ」が正しいと思っていた方がいるのではないでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました