はじめに
私は5月末に金融機関を退職予定で、現在有休消化中です。1998年4月に入社以来、25年2か月勤務したことになります。
正式な退職日は5月31日のため、退職金を受領するのは6月になるのですが、退職金額が分かりましたので、公開します。
先に結論を申し上げますと、退職金総額は1,823万円でした。
退職金制度の内容
私が勤務する会社の退職金制度は、いわゆる「ポイント制」を採用しています。
具体的には、勤続年数に応じた「勤続ポイント」と、役割等級(部長、次長等)に応じた「役割ポイント」を毎年積み上げ、「退職時の合計ポイント数×1万円」が退職金額となります。
私の場合は、このポイント合計が1,823ポイントであるため、退職金額は1,823万円となりました。
ちなみに、私の現在の役割等級を前提にしますと、退職を1年延ばすごとに約100万円の退職金が増えることになりますので、2年後に退職していれば2,000万円程度になっていた計算になります。
退職金の受け取り方法
私の会社では「確定給付企業年金制度」を採用しており、退職金の受け取り方には、主に2つの選択肢があります。
①退職金全額を一時金として受け取る方法
②退職金の半額を一時金として受け取り、残りの半額は年金として受け取る方法
①は現時点で1,823万円を一括で受け取る方法です。正確には税金が51万円ほどかかるため、手取額は1,772万円になります。
②は現時点では半額の911万5千円を受け取り(受取時の税金は0円)、残りを確定給付企業年金として受け取ることになります(将来の年金受取時に税金がかかる)。
②の場合、年金部分については、月額98,100円を、60歳以降、終身年金として受け取ることになります。
退職金受取方法についての私の選択
私は最終的に上記②を選びました。
現時点で現金が必要な場合や、自分自身で高利回り運用する自信があれば①を選ぶのでしょうが、私はそうではないため、②を選びました。
したがいまして、私の退職金は以下の内容となります。
・6月に911万5千円を受け取る。
・60歳から月額98,100円を終身年金として受け取る。
退職金額に対する私の感想
大企業を大卒で定年退職まで勤務した場合の退職金額の平均は2,230万円だそうです(詳細はこちらをご参照ください)。
この金額から見れば少ないですが、個人的には特段の不満はありません。
私は半額を年金で受け取る方法を選択したわけですが、年金で受け取る場合、911万5千円を回収するためには、税金を考慮しないでも「7年9か月」(911万5千円÷98,100円=93か月)かかります。
つまり、68歳を超えて長生きすればするほど、得をすることになりますが、68歳まで生きないと損することになります。
以前のブログ記事で、独身男性の死亡年齢の中央値が67歳であることを書きましたが、独身男性である私は、元が取れない可能性が結構あるのかもしれません。
また、年金で受け取る部分については、会社が倒産してゼロになったり、ゼロにならないまでも減額されるリスクがありますので、当てにしていません。あくまでも将来のリスクヘッジ程度に考えています。
FIREするということは、将来受け取れるはずだった給与や退職金を捨てて、時間を買うということです。
「FIREしたからこそ長生きできた」と言えるよう、健康第一の生活を心掛けていきたいです。