【完全版】退職手続マニュアル⑥(失業保険編 その1)

FIRE・早期退職

はじめに

退職後に必要となる公的手続には以下の3つがあります。

【退職後に必要となる公的手続】

健康保険の切替手続

国民年金の加入手続

失業保険の申請手続

今回からは「失業保険編」と題しまして、退職後の「失業保険」に関する手続きについて、書きたいと思います。

失業保険の申請手続は多岐に亘りますが、今回は「その1」としまして、「ハローワークでの初回手続」の内容を書きます。

以下のブログ記事は、私(東京23区在住)の体験に基づくものであり、ハローワークによっては、手続内容等が異なる場合がありますことをご了承ください。

はじめてのハローワーク

私は学校を卒業後、新卒で就職して以来、一度も転職をしませんでしたので、今回のハローワーク訪問がはじめてでした。

各ハローワークには管轄があり、自分が住んでいる地域を管轄するハローワークに訪問することになります。東京都の場合の管轄エリアは、こちら(厚生労働省のホームページ)をご参照ください。

訪問するタイミングとしては、退職後に、離職票が届いてからになります。そもそも失業保険が受領できる期間「退職日の翌日から1年間」ですので、健康保険の切替手続(任意継続の場合、退職後20日以内)や国民年金の加入手続退職後14日以内)と比較して、期限には余裕があります。

ハローワーク訪問前にやっておいた方がよいこと

ハローワーク訪問前に、やっておいた方がよいこと以下の通りです。

【ハローワーク訪問前にやっておいた方がよいこと】

A.ハローワークインターネットサービス」での「オンライン求職登録」

B.「離職票-1」の「求職者給付等払渡希望金融機関指定届」欄への記入

C.「離職票-1」「離職票-2」のコピー

Aについてハローワークに訪問する前に、ハローワークインターネットサービス「オンライン求職登録」をしておいた方がよいです。

ハローワークに訪問してから、現地で求職登録をすることもできるのですが、登録内容に下調べが必要なもの(学校卒業年や資格取得時期等)があったり、「希望職種」や「希望条件」等、入力に時間がかかる項目もあります。

あらかじめ時間のあるときに、家で「オンライン求職登録」を済ませておくことで、ハローワーク初回訪問時の手続がスムーズになります登録のやり方についてはこちらの記事をご参照ください)。

Bについて「離職票-1」に、氏名住所の他、失業保険の受取りに使う「銀行名」「支店名」「口座番号」「金融機関コード」「店舗コード」を記入します。「金融機関コード」「店舗コード」については、ネットで「○○銀行 金融機関コード」と調べれば、出てきます(例えば、みずほ銀行の場合は「0001」)。

Cについて「離職票」はハローワークで回収されますので、念のためコピーを取っておいた方がよいと思います。

ハローワークでの初回手続に必要なもの

ハローワークでの初回手続に必要なもの以下の通りです。

【ハローワークでの初回手続に必要なもの】

A.離職票-1

B.離職票-2

C.マイナンバーカード

D.預金通帳またはキャッシュカード

ネット情報では、必要書類の中に「写真2枚」と書かれているものがありますが、今後、ハローワークに訪問する際に、毎回マイナンバーカードを持参するのであれば、写真は不要とのことでした。

同様に「印鑑」が必要と書かれているケースがありますが、私の場合は不要でした

ハローワークでの初回手続の流れ

私は6月20日(火)12時30分頃ハローワークに到着しました。昼食の時間帯であれば空いているのではないかと思い、この時間にしましたが、対応する職員の数も少なくなっている可能性がありますので、一概に早く手続きできるとは言い切れません。

私の場合、初回の手続がすべて終わったのが13時50分頃でしたので、1時間20分くらいかかりました。

私が6月20日に行った手続以下の通りです。

【ハローワークでの初回手続】

「総合受付」で「失業保険の申請に来た」旨を伝え、離職票を提出事前に「オンライン求職登録」が済んでいる旨を伝えると、発券機で受付番号が発行される。

受付番号が呼び出されたら、「職業相談窓口」に行く。オンライン求職登録の内容を確認されるとともに、「ハローワーク受付票」をもらう。

「資格決定窓口」前にあるポストに、離職票、ハローワーク受付票を入れて待つ。

名前が呼び出されたら「資格決定窓口」に行く。離職票に書かれた「離職区分」が正しいか等を確認されるとともに、今後の手続についての説明を受ける。

①については、ここで「オンライン求職登録」が済んでいない場合は、ハローワークのパソコンで登録後に、②に進むことになります。

では、「雇用保険受給に関する申告書」を記入しました。内容は簡単なアンケートのようなもので、「現在働いていますか?」とか、「現在働ける健康状態ですか?」といった質問に対して、「はい」「いいえ」で答えるものです。

④について、会社から受領した「離職票」に記載されていた「離職区分」「4D」となっており、これで正しい旨、伝えるとともに、署名しました。「4D」はいわゆる自己都合退職です。「特定受給資格者」「特定理由離職者」に該当しないため、給付制限期間(私の場合2か月)や給付日数(私の場合150日)等は不利な条件となります。この点は、自ら望んで退職したので仕方ないですね。

では、「雇用保険受給資格者のしおり」という小冊子が渡され、以上で、ハローワークでの初回手続は終了となりました。

今後の日程について

私の場合、今後の日程以下のような流れになるようです。

【今後の日程】

6月20日~26日待機期間(7日間)

6月28日職業講習会&雇用保険説明会

7月18日初回認定日

8月26日給付制限期間(2か月)終了

9月12日認定日

9月19日頃:銀行口座に失業保険振込(8月27日~9月11日の16日分

10月10日認定日

10月17日頃:銀行口座に失業保険振込(9月12日~10月9日の28日分

※以下省略

「6月28日」「雇用保険説明会」70分程度かかるとのことですが、1回分の求職活動実績になります。

ハローワークで初回手続した際の曜日(私の場合であれば6月20日火曜日)と、その後の認定日の曜日は同じになるようですので(私の認定日である7月18日9月12日は、いずれも火曜日です)、もしハローワークに行きやすい曜日がある方は、初回手続をその曜日に行うとよいと思います(祝日等の関係で認定日の曜日がずれる可能性はあります)。

おわりに

さしあたり、「6月28日」と「7月18日」は必ず行く必要がありますので、忘れないようにしたいと思います。

なお、もし認定日に体調不良等で行くのが難しい場合は、電話で相談すれば変更できる可能性もあるとのことでした。認定日には訪問時間の指定があるのですが、その日中であれば、多少時間がずれても問題ないとのことでした。

就職活動については、真面目に取り組む予定です。今後、無職期間が長くなればなるほど、再就職は厳しくなると思います。最も再就職しやすいのは今のタイミングだと思いますので、どのような求人があるのか、自分なりに探してみたいと考えています。

また、「職業訓練」にも興味がありますので、いろいろ調べてみたいと思います。

※「失業保険編 その2につづきます。

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