マネックス証券がオルカンの投信保有ポイントを復活させました

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はじめに

以前の記事で、マネックス証券が全世界株式インデックスファンドの投信保有ポイント(投信保有残高に応じたポイント付与)をゼロにした件について書きました。三菱UFJアセットマネジメント等がオルカンの信託報酬率を下げたことに対応したものですが、この度、マネックス証券から、「オルカンの投信保有ポイントを復活させる」とのアナウンスがありました。

マネックス証券による投信保有ポイントの復活内容

今回マネックス証券が投信保有ポイントを復活させるのは、以下のファンドです(画像はマネックス証券公式より)。ポイント付与は11月からになります。

ちなみに、上記のマネックス証券によるポイント付与率は、6銘柄ともSBI証券と全く同じです。

楽天証券に続く投信保有ポイントの復活

以前の記事に書きましたが、先日楽天証券からも、廃止していた投信保有ポイントを、2つの投資信託に限って復活させるとのアナウンスがありました。

楽天証券が復活させたのは、「全世界株式インデックスファンド」「S&P500インデックスファンド」の2つです。それだけ、新NISAでは、多くの人がこれら2つのインデックスファンドに積立をすると考えられているからこその復活だと思います。

おわりに

マネックス証券では、今回投信保有ポイントを復活させた理由について、「オルカンを応援するお客様の強いご要望を受けて」としています。

マネックス証券は、ネット証券業界では上位2社(SBI証券、楽天証券)に大きく水をあけられており、生き残り策を模索する中で、NTTドコモの連結子会社となることも発表されています(詳細はこちらの記事をご参照ください)。ひょっとすると、NTTドコモ側からの要請もあって、今回の復活になったのかもしれません。

なお、マネックス証券は、投信保有ポイントの復活に加えて、「NISA口座でのクレカ積立のポイント還元率を最大2.2%にアップさせるキャンペーン」も開催しています。詳細はこちらをご参照ください。期間限定のポイントアップではありますが、お得なキャンペーンだと思います。

10月以降、新NISA口座をどの証券会社で開設するかをめぐって、証券会社乗り換えの動きが活発になっています。一人勝ちと思えるSBI証券は「高みの見物」といったところでしょうが、楽天証券やマネックス証券は想定以上の顧客流出で焦っているのかもしれません。SBI証券がどっしり構えているのに対して、楽天証券やマネックス証券は右往左往している感じです。

私は先日の記事で書きました通り、新NISA口座は楽天証券で開設する予定です。投信保有ポイントの優劣など瑣末なことだと考えているからです。

個人的には、楽天ユーザーにはどんどんSBI証券に乗り換えてほしいと思っています。楽天証券からSBI証券に顧客が流出すればするほど、楽天証券の危機意識が高まり、今後のサービス向上(過去の改悪の取り消しを含む)につながると思っています。

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