【利率1.68%】楽天カードマン債を購入しました

資産運用・米国株投資

はじめに

本日(6月13日)から「楽天カード株式会社第10回無担保社債」の販売が各証券会社で開始されます。楽天証券では午前9時から販売開始されましたので、私も購入しました

販売証券会社は、楽天証券、みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、野村證券、岡三証券、東海東京証券、となっています(SBI証券、マネックス証券での販売はありません)。

本記事は投資勧誘を目的としたものではありません。投資はご自身の判断でお願いします。

社債の発行条件

「楽天カード株式会社第10回無担保社債」の発行条件は以下の通りで、発行総額は「800億円」となっています(下の画像は楽天証券ホームページより)。

私の購入内容・購入理由

私は今回、「300万円分」を購入しました。購入した理由は以下の通りです。

【私が購入した理由】

償還までの期間が「1年」と短いこと

年利率「1.68%」(税引前)というのは正直なところ、物足りなさを感じています仮条件が「1.55%~2.15%」でしたので、その中間の「1.85%」くらいにはなるかと思っていたのですが、かなり下回る結果となりました。

2022年に発行された「楽天カードマン債」(第9回・期間5年)が「1.65%」でしたので、期間が5年→1年に短縮されているとはいえ、金利が上昇傾向にある昨今の状況下では、もうちょっと金利を上乗せしてほしかったです。

また、私が先日購入した「ソフトバンクグループ株式会社第65回無担保社債」の年利率が「3.34%」でしたので、「1.68%」というのはその約半分です。ただ、現金のままにしておくよりはマシとの判断で、今回の社債を購入することにしました。

なお、社債の購入可否を決定するに際して最も重要なのは、社債発行会社(今回は楽天カード㈱)の信用リスクをどう判断するかです。この点に関して、楽天カードは楽天グループの子会社であり(株主構成は、楽天グループ約85%、みずほフィナンシャルグループ約15%)、非上場会社です。

非上場会社ではありますが、公認会計士監査の対象となっており、毎期の業績や監査報告書を同社ホームページの「IR情報」から閲覧することができます

直近期である「2024年12月期(第25期)」の有価証券報告書によれば、ここ数年の経営指標(単体)は以下の通りとなっています。

毎期相応の経常利益は計上できているものの、個人的には、自己資本比率が大幅に低下(9.84%→2.03%)してきている点が気になりますが、監査報告書(EY新日本有限責任監査法人)では「貸倒引当金の見積り」を含めて、決算書等が経営成績等を適正に表示しているとの意見が出されています。

この限りにおいて、個人的には「1年以内に楽天カードが倒産する可能性は極めて低いであろう」との判断をし、今回の社債購入を決断しました。

なお、楽天カードは過去にも、以下のような条件で「楽天カードマン債」を発行しています。詳細は楽天カードのホームページをご参照ください。

【過去の「楽天カードマン債」の発行条件】

第4回:2020年12月発行・期間5年・年利率0.49%
第9回:2022年12月発行・期間5年・年利率1.65%

※今回(第10回):期間1年・年利率1.68%

私は以前、楽天グループが発行した「楽天モバイル債」(2023年2月発行・期間2年・年利率3.30%・償還済み)も「150万円分」購入しており、「楽天を応援すること」も、今回の社債を購入した理由です。

おわりに

「300万円」という購入額に深い意味はありません「300万円」の場合、年間の税引後受取利息は「約4万円」(1か月当り3,346円)になる計算です。

私は楽天関係では毎月、以下の支払いをしています。

【楽天関係の毎月の支払い】

楽天ひかり :4,180円

楽天モバイル1,081円

    合計5,261円

1か月当り「3,346円」の利息が受け取れれば、楽天モバイルの支払いを全額賄った上で、さらに楽天ひかりの支払いの一部が賄えることになります。楽天関係の月額固定費(5,261円)の「約63%」が、今回の社債利息で負担できる計算です。

今回の社債購入により、私が保有する債権は以下の通りとなりました。

【私が保有する債権】

第118回 個人向け国債 変動10年
3,000万円・直近利率0.75%

ソフトバンクグループ株式会社第65回無担保社債
400万円・利率3.34%

楽天カード株式会社第10回無担保社債
300万円・利率1.68%

債権総額3,700万円

みなさんは今回の社債を購入しますか?

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