はじめに
以前、「手術することになりました」という記事で書きました通り、私は近く、痔の手術をする予定です。
痔の手術に際しては、1週間程度入院する予定ですが、入院初日に大腸内視鏡検査を受け、2日目に手術を受けることになっています。
私はこれまで、胃カメラはやったことがあるのですが、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は今回が初めてです。今後の備忘記録の意味を含めて、大腸内視鏡検査について記事にしてみたいと思います。
なお、私は医療の専門家ではないため、詳細は医師にご確認ください。
今回の大腸内視鏡検査の目的
一般的な大腸内視鏡検査の目的は、以下の通りです。
【大腸内視鏡検査の目的】
・内視鏡で大腸の中を観察することで、大腸に炎症や潰瘍、ポリープ、悪性腫瘍等がないかを調べる。
・必要な場合には、内視鏡で組織を採取して、検査を行う。
今回私が大腸内視鏡検査を行う目的は、上記の目的ももちろんありますが、手術前に内視鏡で痔の患部を観察することで、手術のための情報収集を行う目的があるのではないかと、考えています(ただし、医者からそのように説明されたわけではありません)。
大腸内視鏡検査の前日に行うこと
大腸内視鏡検査は、大腸の中に便がない状態で行う必要があります。したがって、検査当日にそのような状態にするために、検査前日から準備が始まります。
検査前日に行うことは、以下の通りです。
【大腸内視鏡検査の前日に行うこと】
○食事について
朝食、昼食、夕食ともに、病院から指定された検査食(エニマクリン)を食べる。
水分は水またはお茶(ミルクが入っていないもの)のみ飲むことができる。
食事は21時までに済ませ、21時以降は何も食べられない。
○内服について
日常的に服用している薬がある場合、通常通り内服する。
○下剤について
21時に下剤(ピコスルファートナトリウム内用液)を水に溶かして飲む。
検査食は、私の場合は「エニマクリン」(江崎グリコ)が指定され、薬局で購入しました。価格は「三食+間食のセット」で「1,680円」でした。電子レンジや湯せんで調理できるレトルト食品で、おかゆ等消化の良いメニューになっています。
下剤は以下のような、液体のものでした。
大腸内視鏡検査の当日に行うこと
検査当日は、経口腸管洗浄剤(モビプレップ)の服用と排便を、便がなくなるまで繰り返します。便が大腸内からなくなったところで、大腸内視鏡検査を行います。
私の場合は、以下のようなスケジュールとなっています。
【大腸内視鏡検査の当日に行うこと】
○食事について
検査が終了するまで何も食べられない。
○内服について
検査が終了するまで服用しない。
○スケジュール例(私の場合)
(自宅)8時30分:メトクロプラミド(消化管の機能をよくするための薬)を服用
(自宅)9時30分~11時30分:モビプレップの服用と排便
(病院)12時30分まで:病院へ
(病院)14時50分:内視鏡検査
(病院)15時50分:安静時間を含めて検査終了(翌日の手術のため、そのまま入院)
モビプレップは以下のようなパッケージに入っており、2リットルの水に溶かして服用します。便が透明になるまで、「モビプレップ2:水1」の割合で摂取する必要があり、仮にモビプレップを全量服用した場合には、合計で3リットルもの水分を摂取することになります。一般的に、この3リットルの摂取が、大腸内視鏡検査で辛い工程だと言われています。
モビプレップの服用の仕方については、こちらをご参照ください。
おわりに
本ブログ記事を書いている時点では、私はまだ大腸内視鏡検査を受けていません。実際に大腸内視鏡検査を受けてみてどうだったのか等については、痔の手術や入院生活の様子等とあわせて、別の記事にしたいと考えています。
現時点でちょっと心配なのは、私は痔を患っているため、大腸内視鏡検査の際に患部が痛むのではないかということです。一応、鎮痛剤は使用する予定ですが、かなり不安です。