はじめに
先日ネットを徘徊していたところ、最近新型コロナの感染者数が増加しているとのニュースを見ました。「そういえば昨年の今頃は、私自身が新型コロナに感染して大変だったなあ」と思い出しました。
「コロナに感染しました」(過去記事)によれば、私が感染したのは「2023年7月22日」ですので、ちょうど1年前くらいということになります。
薬代や検査費用の患者負担増加について
7月以降、新型コロナの感染者数が急拡大しており、「第11派」となっています。今回の感染増加要因の一つは、「KP.3」という新たな変異株です。この変異株は感染力が強く、これまでのワクチンが効きにくいとされています。
今年の4月から、コロナ治療薬の薬代について、公費支援がなくなり、自己負担になったことで、患者の負担が重くなっています。報道によれば、主なコロナ治療薬について、「3割負担」の場合に患者が支払う薬代(5日分)は以下の通りとのことです。
【コロナ治療薬の薬代】
※3割負担の場合に患者が支払う金額(5日分)
・ゾコーバ錠:約15,000円
・ラゲブリオカプセル:約28,000円
・パキロビッド:約29,000円
私は昨年コロナに感染した際、ゾコーバ錠を5日分処方されました。その際の薬代を確認したところ、ゾコーバ錠以外の解熱鎮痛剤等を含めて「1,180円」でした。公費支援のおかげで、これだけ安かったわけです。
これが今は「15,000円」かかるということであれば、薬代だけで患者負担は「約13倍」(15,000円÷1,180円)ということになります。
ちなみに、患者負担が重くなったのは薬代だけではありません。検査費用についても、「2023年5月8日」に「5類」に移行して以降は、公費支援がなくなっています。
以上のような状況もあり、現在はコロナ陽性になっても、重症化リスクの低い人については、コロナ治療薬は処方せず、解熱鎮痛剤や咳止め薬のみを処方するケースがあるようです。また、検査を希望しない患者も増加しているとのことで、実際はコロナ陽性なのに、陽性であることを認識せずに街なかを歩き回っている人が一定数いるものと考えられます。
コロナ感染者数は、実際に把握されている数字よりもっと多いのかもしれません。
おわりに
私はこれまで「4回」のワクチン接種をしていますが、最後に接種したのが「2023年1月29日」ですので、とっくに効果はなくなっています。ただ、私は今でも、外出時には必ずマスクをしています。
マスクをしている理由は正直なところ、「感染を防ぐため」というよりも、「顔を隠したいから」ですが、最近の感染者数拡大を受けて、より一層マスクが手放せなくなりました。
花火大会等の映像を見ていると、人混みの中でも大半の人がマスクをしていません。この状況では感染者数が爆発的に増える可能性があるのではないかとちょっと心配です。夏に感染拡大の可能性があるとの専門家の指摘もあり、気を引き締めて日常生活を送りたいと思います。