はじめに
私は天気の良い日には、近所の公園まで散歩しています。公園で昼食を食べた後、2時間くらい何もせずにボーっとしていることもよくあります。さすがに最近はかなり寒くなってきたこともあり、公園に来る人の数は減りましたが、ひと気のない公園で過ごすのは、個人的にはとても好きです。
2人組に声をかけられる
先日公園のベンチに座っていたところ、2人組の男性から声をかけられました。公園によく来るようになって、10か月くらい経ちますが、他人から声をかけられたのは今回が初めてです。私は基本的に今でもマスクをして、できるだけ目立たないようにしています。そんな中で声をかけられたので、私は何事かと思いました。
話を聞いてみると、「公園の設備（ベンチや遊具等）をチェックしている。すぐに終わるので、いったん席を外してもらえないか」というものでした。
見ていると、ベンチの写真を撮ったり、寸法を測ったりしていました。2～3分で終了し、別のベンチに移動していきました。
恐らく、公園の設備が壊れていないかをチェックし、壊れていたら修理の手配等を行っているのだと思います。2人の方は役所等から派遣されている方なのでしょうか？
これまでの10か月間で初めての経験でしたので、1年に1回くらい、このようなチェックをしているのかもしれません。世の中には、まだまだ自分の知らない仕事をしている人がいるんだなと思いました。
おわりに
私がFIRE後に、公園のベンチでのんびりできているのは、このような仕事をしている方がいるおかげです。定期的にメンテナンスをしてくれているからこそ、快適な毎日が過ごせているのです。私が支払っている住民税が、きっとこのようなところで活かされているのでしょう。そう考えると、先ほどの2人に感謝したい気持ちになりました。
公園のベンチなんて、一度設置したらあとは放置しているのかと思っていたのですが、こういった方々のおかげで、問題なく使えているのです。そういえば、花壇の花も、気付くと違う花に変わっていますが、これも同じことです。
会社員時代には、自分の仕事でいっぱいで、このようなことに気付くことはありませんでした。FIREして改めて周りを見回してみると、いろいろなことに気付かされます。恐らく、世の中には自分が想像もしていないような仕事をして、世の中に役立っているケースがたくさんあるのだと思います。
FIRE後に他人との関わりが減ると、なんだか自分だけで生きているような錯覚に陥り、自分勝手な思考になりがちですが、いろいろな方々に支えられて生きていることに改めて感謝していきたいと思いました。
