警察に通報しました

日常生活

はじめに

先日母親から、「詐欺の電話がかかってきた」との話を聞きました。過去にも詐欺電話がかかってきたことはあるのですが、今回のケースは、個人的にこれまで経験のない手口でしたので、注意喚起の意味も込めて、記事にしてみたいと思います。

家電量販店の店員を名乗る人物からの電話

母親から聞いた話によると、電話の概要は以下の通りです。

平日の午後、ノジマ(家電量販店)○○店(近隣店舗)の店員を名乗る女(タカハシ)から電話があり、母親が出た。

女によると、「お宅の娘さんが現在店舗に来ている。テレビを購入したのだが、クレジットカードが何かの不具合なのか、使えない状況になっている」とのこと。

母親が「うちに娘はいません」と伝えたところ、女からは「それはおかしいですね。お宅は○○区○○町○番地の○○○○さん(正確な住所と名前)ですよね」と言ってきた。

母親が「そうですが、うちに娘はいません」と再度伝えたところ、先方はかなり粘っていたが、「それはおかしいので、こちらでも確認してみます」と言って、電話が切れた。

母親は、この時点で「詐欺ではないか?」と思い、ノジマ○○店に電話し、タカハシという店員はいるか確認してみたとのことです。すると、タカハシという名前の店員は2人いるが、一人は休みを取っており、もう一人は男性だったそうです。また、同様の問い合わせ電話が、今日だけで何件かあったとのことでした。この時点で詐欺であることが確定しました。

しかしこれで終わりではありませんでしたノジマへの確認電話を終えて、受話器を置いた直後、また電話がかかってきたのです。今度は、「ヤマダ電機○○店のコンドウを名乗る男」からで、「娘さんが店舗に来ている」との同様の話でした。

母親は、詐欺であることが分かっているので、「先ほども同じ内容の電話がありました。詐欺だと分かっています」と伝えたところ、電話が切れたとのことです。

警察への通報と「ナンバー・ディスプレイ」「ナンバー・リクエスト」の申込み

この話を聞いてまず私が思ったのは、「母親が相手に余計な情報を伝えてしまっている」ということです。母親は、「うちに娘はいない」という事実を先方に伝えてしまっています。相手が、うちに娘がいないことが分かってしまったので、今度は「息子さんがいる想定」で詐欺電話をかけてくるかもしれません。詐欺と思われる相手が間違った情報を言ったとしても、それに合わせて会話するのが無難だと思います。

また、不思議なのは、電話がかかってきた前日に、たまたま母親がノジマで家電を購入していたことです。買い物をした店舗は、電話がかかってきた○○店とは別の店舗ですが、滅多に行かないノジマで買い物をした翌日に、このような電話がかかってくるというのは、偶然なのでしょうか?事実は分かりませんが、ノジマから情報が漏れているのではないかと、疑いたくなります。

ともあれ、警察に通報することにしました。母親が警察に状況を伝えたところ、警察からは、「同様の通報が複数あり、前日にノジマで買い物をしていたのは、恐らく今回の詐欺電話とは関係ないと思う」とのことでした。また、「NTTのナンバー・ディスプレイを契約していれば、電話機に相手の電話番号が表示されるので、もし再度電話がかかってきたら、相手の番号を警察に教えてほしい」と言われました。

NTT東日本の「ナンバー・ディスプレイ」は、「70歳以上」(契約者本人または、契約者の同居家族が70歳以上)であれば無償で契約できます早速NTTに電話して、「ナンバー・ディスプレイ」と「ナンバー・リクエスト」の両方を契約しました。ちなみに、「ナンバー・リクエスト」というのは、相手が非通知で電話をかけてきた場合に、番号を通知してかけ直すように、自動音声で応答する機能です。

NTTに電話してすぐに、相手の番号が表示されるようになり、翌日には「ナンバー・リクエスト」も使えるようになりました

70歳未満であれば、「ナンバー・ディスプレイ」は「月額440円」、「ナンバー・リクエスト」は「月額220円」かかることに加え、工事費が別途「3,300円」かかります。70歳以上であれば、これらが全て無料になるのは大きいです。

おわりに

今回の詐欺電話があったおかげで、「ナンバー・ディスプレイ」や「ナンバー・リクエスト」を契約するきっかけになりました。今後は非通知の電話はかかってこないことになりますので(電話の呼び出し音自体が鳴らない)、両親が詐欺電話を受けてしまう可能性が少しは減ったのではないでしょうか?

ブログ読者の方の中に、両親がまだ「ナンバー・ディスプレイ」や「ナンバー・リクエスト」を契約していない方がいらっしゃいましたら、70歳以上であれば無償で契約できますので、ぜひご検討ください

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