投資は種銭が9割という不都合な真実

資産運用・米国株投資

はじめに

私が投資を始めたのは「2020年2月」のことでした。私が「47歳」のときでしたので、投資を始めた年齢としてはかなり遅い方だと思います。投資歴も4年程度に過ぎません私が投資を始めた経緯につきましては、こちらの記事をご参照ください。

今回は、私がこれまで4年間投資をしてきて感じていることを書いてみたいと思います。

なお、本記事の内容はあくまでも私個人の感想です。特定の個人を批判する意図は全くありませんので、その点はご了承ください。

投資は種銭が9割

私が感じていること、それは「投資は種銭が9割」ということです。こんなことをいうと元も子もないですが、投資で儲けるには、「投資ノウハウ」を学ぶことよりも、「種銭(投資に振り向ける金額)を大きくすること」の方がはるかに重要であると感じています。

私は投資歴4年の初心者ですが、楽天証券口座の含み益は「+3千7百万円程度」になっています。この金額は投資家全体から見れば大した金額ではないと思いますし、ドヤ顔でいうほどの金額ではありませんが、それでも「投資系YouTuber」の中には、私よりも投資利益額が小さい方も少なくないように見受けられます。

彼らは「投資ノウハウ」を発信しているくらいですから、私とは比較にならないくらい「投資ノウハウ」を持っているのでしょうし、日々投資の研究をしているのでしょうが、投資に全く時間をかけておらず、投資ノウハウのない私よりも利益額が少ないのはなぜでしょうか?

これは単純に「私の方が種銭が多いから」だと思っています。私は投資を始めた時点でキャッシュが1億円以上ありましたので、その後のコロナショックの暴落を利用して資産が増えただけです。そこには一切「投資ノウハウ」なるものは存在しておらず、ただただ暴落した銘柄をまとめ買いして放置しただけで、現在の含み益額になりました。

一方で、いかに投資の達人といえども、種銭が100万円しかなかったら、私と同じタイミングで投資をしても、私よりも投資利益(含み益額)は少なくなるはずです。

私よりも投資利益の多い「投資系YouTuber」は、たいてい私よりも大きな金額を投資しています

要するに、「投資ノウハウ」を学ぶことよりも、「種銭」を大きくすることに注力した方が、投資利益への貢献度ははるかに大きいと、私は思っています。

おわりに

とはいえ、私も「投資系YouTuber」の動画は好きで、よく見ています。本記事では何も、「投資系YouTuber」をディスりたいわけではありません私も彼らの動画をエンタメとして楽しんでいますし、彼らのファンです。彼らのYouTube収益に日々貢献しています。

「投資系YouTuber」も「投資は種銭が9割」であることに気付いているのかもしれませんが、それを言ってしまうと動画のネタ(商売ネタ)がなくなってしまいますし、視聴者から反感を買って動画からの収益が減ってしまうので、そんなことは言わないと思います。私は本ブログを収益化していないので、今回のようなブログ読者の反感を買いそうな記事も、気にせず書くことができます

「種銭が9割」ということは、多くの人が気付いているが、気付いていないふりをしているのかもしれません。それは、「種銭」はすぐに作ることができないからです。そんなわけで、てっとり早く「投資ノウハウ」なるものを学ぶことで、安心しているのかもしれません。

2022年のような下落相場で大きな利益を出している投資家は、本当に実力のある投資家だと思います。一方で、2023年は稀にみる良い相場でしたので、誰もが大きな利益を出していますが、その利益の多くは「投資ノウハウ」によるものではなく、自身が投資していた「種銭」の大きさによるところが大きいということに、気付いていない人は案外多いのかもしれません。

私は個人的には、投資は種銭を用意した上で、大きな市場の動き(例えば、米国の金利が今後どうなっていくのか等)さえ把握しておけば、細かな投資テクニックは不要だと考えています。特に、「インデックスファンドの長期投資」をしている人は、「投資ノウハウ」を学ぶことはそこそこにして、種銭(積立金額)を大きくすることに注力すべきだと思います。

以上、偉そうに書きましたが、種銭が大きければ大きいほど、暴落が来た時のダメージも大きいです。私は少しでもそのダメージを軽減するために、現金比率を高めにしています

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