神奈川と静岡への旅行④(東府や編 その2)

旅行

はじめに

5月14日(日)から19日(金)までの5泊6日で、両親と旅行に行ってきました。

5月14日富士屋ホテル

(神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下)

5月15日御宿 風月無辺

(静岡県賀茂郡東伊豆町大川)

5月16日御宿 風月無辺

(静岡県賀茂郡東伊豆町大川)

5月17日東府や Resort & Spa-Izu

(静岡県伊豆市吉奈)

5月18日東府や Resort & Spa-Izu

(静岡県伊豆市吉奈)

今回の記事では、「東府や編 その2」と題しまして、18日の敷地内散策の模様を書いてみたいと思います(「富士屋ホテル編」「風月無辺編」「東府や編 その1」も併せてお読みいただけますと幸いです)。

敷地内散策

18日は天気も良かったので、両親とともに3人で、東府やの敷地内を散策することにしました。

以下の「散策マップ」をご参照ください。

(1)東府やガーデン

まずは「散策マップ」一番右の「東府やガーデン」に行ってみました。「東府やガーデン」の様子は以下の通りです。

この辺りは、芝生の広場になっており、ソファーや椅子が配置され、のんびり休めるようになっていました。近くに駐車場があり、宿泊しなくとも自由に利用できるようでした。

「屋外ステージ」もあり、イベントが開催されることもあるようです。

近くに東府やが経営しているベーカリー(「足湯カフェ」)があるので、ここでパンを買って東府やガーデンで食べるのもよさそうです。

「足湯カフェ」にはパン以外にも以下のようなフードメニューがありました。

(2)お万の庭

次に行ったのが「お万の庭」です。こちらもちょっとした庭になっていて、「お万の方像」がありました。小川が流れていて、しばらくソファーでボーっとしていました。

この像は、お万の方の15~16歳の姿を想像して作られたものとのことです。ちなみに、当旅館のフロント近くに、お万の方が入浴後に涼まれたといわれている「腰掛け石」が残っています(下の写真中央の横長の石です)。

「お万の庭」から上に登ることができ、「お万の桜テラス」や、富士山が見える「富士見平」に行くこともできるのですが、両親は登るのが難しいので、今回は行きませんでした。

(3)東府や資料館

次は「東府や資料館」です。ここでは、下田領事館で初代駐日公使ハリスに仕えた「お吉」に関する資料や、「お万の方」に関する資料が展示されています。

お吉

「お吉」(唐人お吉)は、ハリスに仕えた後、恋人の鶴松(大工)と横浜で暮らします。その後、三島での芸妓生活を経て、下田で料亭を開業しますが、2年で廃業(お吉44歳のとき)。廃業後に東府やで2年間にわたって湯治したそうです。

湯治後に下田に戻る際に、東府やが篭で送ったとのことで、その篭の現物が展示されていました。

お吉は51歳で自殺しているとのこと。心よりご冥福をお祈りします。

なお、フロントの近くに「東府や歴史館」があり、こちらでは当旅館の常連客であった志賀直哉愛用の麻雀牌や、2012年に当旅館で開催された「本因坊決定戦」(囲碁)の写真等を見ることができます。

(4)東府や工房カフェテラス

このあたりでお昼時になりましたので、昼食としました。東府やには上記の「足湯カフェ」の他に、「工房カフェテラス」があります。

「工房カフェテラス」はちょっとしたパン工場のようになっていて、パンやピザを作っている過程の一部を見ることができます。

こちらでピザを食べました。普段ピザを食べることがないので、ピザについて語れないのですが、具だくさんでおいしくいただきました。食べたピザは、「きのことベーコンのガーリックオイル」「自家製とうふとしらすと季節野菜」です。

(5)宿泊者専用ラウンジ

最後に、「大正館」1階にある宿泊者専用ラウンジに行きました。

ここでは自由に飲み物を飲んだり、お菓子(せんべい、チョコレート等)を食べることができます。ワイン等のアルコールもあります。

中はかなり広く、アンティークなソファーや椅子がたくさんあり、好きなところに座れます。私が利用したときは、チェックイン前の時間帯だったので、他に誰もいませんでした。

おわりに

今回で「東府や編」を終わらせる予定だったのですが、長くなってしまいましたので、今回はここまでとさせていただきます。

次回は東府や編 その3としまして、東府やの総括をしたいと思います(つづく)。

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