FIRE後にあきらめなければならないこと10選

FIRE・早期退職

はじめに

私は今年の5月末付で、25年間勤務した金融機関を退職しました。FIRE後は、会社員時代とは生活が大きく変化します。

以前、FIRE後にやらなくなったこと」「FIRE後に気にするようになったこと」という記事を書きました。

今回は、実際にFIREを実行している私が、「FIRE後にあきらめなければならないこと」について、思いつくままに順不同で列挙していきたいと思います。

あきらめなければならないこと①

FIRE後にあきらめなければならないことは、「結婚」です。

会社員時代と比べて、結婚のハードルが上がることは間違いありません。私自身は結婚を望んでいるわけではないのですが、FIREして無職になると、普通の婚活はできなくなると思います。

会社員時代は、少ないながらも出会いはありましたが、FIRE後は出会いもなくなります

あきらめなければならないこと②

FIRE後にあきらめなければならないことは、「クレカ作成」です。 

クレカ作成の際に最も重視されるのは、「安定的な収入」です。いかに資産運用で利益を得ていたとしても、それは安定収入とはみなされません

保有している資産(ストック)よりも、定期的な収入(フロー)で、支払い能力が判断されます。

私はFIRE後にクレカを作成していませんが、クレカに申し込んでも審査落ちするはずです。

あきらめなければならないこと③

FIRE後にあきらめなければならないことは、「世間体」です。

近年は在宅勤務が一般的になってきたとはいえ、平日日中に街中をウロウロしていると、まだまだ他人からの印象はよくありません

私も、隣近所の人たちから、「あの人解雇されたのかしら」とか思われているかもしれません。

結婚やクレカ作成の話と重なりますが、無職に対する他人(世間)からの信用はゼロ(正確にはマイナス)です。

あきらめなければならないこと④

FIRE後にあきらめなければならないことは、「仕事での達成感」です。

私は会社員時代には、企業(主に中小企業)の社長にお会いする機会がたくさんありました。社長といえども、金融については素人であることも多かったので、当方からその企業が抱える課題解決の提案をすると、こちらの話に真剣に耳を傾けてくれました

ときには、当方の提案を採用してもらい、課題が解決することもありました。そんなときに、先方から感謝されると、とても達成感がありました。この達成感は、FIRE後には味わえないものです。

あきらめなければならないこと⑤

FIRE後にあきらめなければならないことは、「会社の社長会うこと」です。

④に関連しますが、FIRE後は、会社の社長に会うことができなくなりました会社員時代には、金融機関の肩書があったから会ってくれたのであり、無職の私にはもう会うことはできません

当時お会いした社長の中には、創業社長も少なくなく、これまでの苦労話や成功談を聞くことができました。どのように事業を拡大してきたのか、どのようにして逆境を乗り越えてきたのか等の話は、単純に面白く、一人の人間としてこれから生きていくうえで、とても参考になりました

会社員時代は、期限のある仕事をするのは大嫌いでしたが、社長の方々と話をすること自体は、とても好きでした。

あきらめなければならないこと⑥

FIRE後にあきらめなければならないことは、「金曜日夜の解放感」です。

会社退職後毎日が土曜日のようなものです。曜日によって行動が変わりませんので、曜日による気分の浮き沈みはありません

「日曜日夜の憂鬱感」がなくなったかわりに、「金曜日夜の解放感」も感じられなくなりました。

類似したものとして、「外出先から直帰するときの解放感」「遅めの時間に直行する際の背徳感」も感じられなくなりました。

あきらめなければならないこと⑦

FIRE後にあきらめなければならないことは、「会社経費での遠出」です。

会社員時代は、毎週地方に出張していましたが、会社の経費でプチ旅行をしているような面もありました。

知らない土地に会社のお金で行き、(自腹ですが)その土地の名物料理を食べたり、空き時間があれば観光地に寄ったりすることもできました。

出張する人の特権のようなものですが、FIRE後はこれができなくなりました

あきらめなければならないこと⑧

FIRE後にあきらめなければならないことは、「会社経費でのポイント獲得」です。

⑦に関連しますが、出張時の切符購入等で貯まったJREポイント等が貯まらなくなりました。また、出張先で使用していたタクシー代で貯まったクレジットカード等のポイントも貯まらなくなりました。

あきらめなければならないこと⑨

FIRE後にあきらめなければならないことは、「会社経費でのポイント消化」です。

⑧と関連しますが、会社経費の支払いでポイントが獲得できる場面(切符購入、タクシー乗車、宿泊等)の多くでは、ポイントを支払いに充当することで、ポイントを消化することもできました。

特に楽天ポイントでは、期間限定ポイント(数万ポイント)の消化に困ることがありますが、会社員時代にはタクシー代等で消化できていました。FIRE後はそれができなくなりました

あきらめなければならないこと⑩

FIRE後にあきらめなければならないことは、「ふるさと納税」です。

FIRE後は収入がなくなりますので、会社員時代にやっていたような金額でのふるさと納税はできなくなります。

なお、私の「人生最後のふるさと納税」につきましては、こちらの記事をご参照ください。

おわりに

以上、思いつくままに書いてみました。「FIRE後にあきらめなければならないこと」は、以下の通りです。

結婚

クレカ作成

世間体

仕事での達成感

会社の社長に会うこと

金曜日夜の解放感

会社経費での遠出

会社経費でのポイント獲得

会社経費でのポイント消化

ふるさと納税

「あきらめなければならないこと」は、「FIREすることのデメリット」と言い換えることができるかもしれません。

これからFIREを検討されている方のご参考になれば幸いです。

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