コロナ禍の功罪 ~コロナ禍がFIREに与えた影響~

FIRE・早期退職

はじめに

先日スマホをいじっていた際、何気なく「接種証明書アプリ」を立ち上げたところ、「アプリ終了のお知らせ」が出ていました。このアプリは、正式名称を「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」といい、国が公式に提供しているアプリです。

「お知らせ」をみてみると、「3月31日付」でサービスが終了するとのことです。国内・海外渡航時ともに証明書を必要とする場面がほとんどなくなり、その役割を終えたというのが、サービス終了の理由です。これまでのアプリダウンロード数は「1,566万回」(国民の約8人に1人がダウンロード)とのことでした。

要するに、「コロナ禍が落ち着いたので、アプリを終了します」ということだと思います。この「お知らせ」をみて、少しだけ寂しい気持ちになってしまいました。コロナ禍は「禍」(わざわい)であり、多くの人が苦しんだ、なくなって欲しいものであることはいうまでもありません。ただ、それを十分承知した上で、個人的には、コロナ禍のおかげでプラスになったことも多々ありました

コロナ禍の「罪」

コロナ禍の「功」について書く前に、まずは「罪」について書きます。

第一の「罪」は、私自身がコロナに感染して、苦しんだことです。詳細につきましては、コロナに感染しました」「コロナ感染後の状況(過去記事)をご参照ください。

第二の「罪」は、コロナ禍によって、会社員時代に仕事がやりにくくなったことです。私の仕事は、地方への出張がメインでしたので、コロナ禍で会社から出張が制限され、仕事が進めにくくなりました。出張できないからといって、やらなければならない仕事を減らしてもらえるわけではないので、慣れないリモート面談等で苦労しました。

コロナ禍の「功」

本ブログ記事の本題である、コロナ禍の「功」については、以下の通りです。

第一の「功」は、コロナショックを利用して、資産運用で大きな利益を出せたことです。私は現在、楽天証券口座だけで「+3千7百万円」程度の含み益がありますが、この含み益の多くは、コロナショックで株価が暴落した際に仕込んだ銘柄によるところが大きいと考えられます。

第二の「功」は、マスクをしていることが違和感のない社会になったことです。私はコロナが「5類」に移行した後も、現在に至るまで、外出する際には毎日、マスクをしています。私が外出時にマスクをしている本当の理由(過去記事)で書きました通り、マスクをすることで、私という個人が特定されることなく、平日日中にフラフラすることができます。もし、コロナ禍がなく、マスクをしていることが普通でない社会であれば、FIRE後に気軽に散歩することができなかったかもしれません

第三の「功」は、いろいろな場所での「密」がなくなったことです。会社員時代には、朝の通勤ラッシュがひどかったのですが、これが緩和されました。私は人混みが大嫌いなのですが、コロナ禍のおかげで、飲食店や観光地等での混雑が緩和されました。これらの「密の改善」は、「5類」への移行後は、元の密状態に逆戻りしている感があり、残念です。

第四の「功」は、「全国旅行支援」や、各種の「消費喚起を目的としたキャンペーン」等で、お得に旅行したり、お得に飲食できたりしたことです。特に「全国旅行支援」は個人旅行や出張の際にかなり利用させてもらいました。

第五の「功」は、会社員時代の仕事において、「在宅勤務」が可能になったことです。「第二の罪」で書きましたように、出張はしにくくなったのですが、そのかわりに在宅勤務が可能になりました。在宅勤務は、会社に行くよりも気楽に仕事ができるため、とても好きでした。私の勤務先では、基本的に申請すれば、いつでも在宅勤務ができましたので、積極的に利用していました。

おわりに

以上、不謹慎かもしれませんが、私にとっての「コロナ禍の功」について書いてみました。私の会社員時代の取引先でも、コロナで爆益を計上していた企業がありました。FIREを目指されている方の中にも、コロナショックによる爆益で、FIREの実現可能性が高まった人もいるのではないでしょうか?私自身も、コロナショックがあったおかげで、FIRE時期が早められたように思います。

「接種証明書アプリ」が終了し、今後はワクチンを接種する機会が少なくなるかもしれません。私はこれまで「4回」のワクチン接種をしていますが、今後もワクチン接種をするかと問われれば、微妙です。「2024年4月以降」のワクチン接種は原則有料とのことですので、なおさら打たないかもしれません

私自身はコロナに感染はしたものの、重篤な症状にならず、後遺症もなかったので、こんな呑気なことを書いているのかもしれませんが、「コロナ禍の功」について書いている人がほとんどいないので、あえて書いてみましたあらゆる物事には両面があるということだと思います。

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