はじめに
私は昨年5月末に25年間勤務した会社を退職し、現在はFIRE2年目です。FIRE生活にもだいぶ慣れたのですが、最近恐怖を感じていることがあります。
今回は私が感じている恐怖について書いてみたいと思います。
最近恐怖を感じていること
以前、「手術することになりました」という記事を書きました。私は現在、「きれ痔」を患っており、保存療法(薬の服用、食事の改善、運動等)を1年くらい行ったのですが、症状が改善しないため、手術することを決心しました。手術前の現在は、常に脳の思考の8割くらいは、手術に対する不安感で占められているような状況です。
ただ私が今回、本記事で書こうとしている「恐怖を感じていること」は、「痔の手術に対する恐怖」のことではありません。
最近、痔の手術のことばかり考える中で、以前にも増して健康の大切さを身にしみて感じました。「切れ痔」自体は、痛み等の症状で苦しむことはあっても、一般的には命にかかわるような重篤な病気ではありません。しかし、将来的には癌その他の重い病気になる可能性は決して低くないと思います。
そういった、命に関わるような病気になり、手術をすることになったら、一人で乗り切れるだろうかということを、とても恐怖に感じるようになりました。
現在はまだ両親が健在ですので、痔で手術をして入院するといっても、さほどの孤独感はありません。しかし、将来自分一人になった状態で、重い病気の手術を受け、闘病生活を送ることになったら、精神的に耐えられる自信がありません。
おわりに
このような孤独感や恐怖心といったものは、いくらお金を持っていても、解決できるものではありませんが、いつか将来、私が恐怖に思っていることが現実になってしまう可能性は、かなり高いかもしれません。
私には兄がいますが、近所に住んでいるわけではないですし、兄には兄の家族がいるので、あまり頼るわけにもいきません。
現実的な問題として、「手術や入院の際の保証人をどうするのか」という問題もあります。今回の痔の手術では、父親に保証人になってもらいましたが、「病院で漏れ聞こえてきた会話」という過去記事で書いたような、保証人が見つからない状況は、他人事ではありません。
「友達が一人もいません【FIRE2年目】」という記事で、私は「友達は不要である」と書きました。そもそも、上述したような私の恐怖を紛らわすことを目的として友達を作ることは邪道だと思います。また、友達がいれば解決するものでもないようにも思います。
このような場合に頼れるのは家族だと思いますが、独身の私はどうすればよいのでしょうか?結局人間というものは、気楽なのがよいからと自ら独身を選んだくせに、いざとなると家族を欲しがるという、身勝手な生き物なのです。