はじめに
証券口座では「外貨建てMMF」を購入することができます。楽天証券では、ドル建てでは以下の3つのMMFを購入することが可能です。
①GS米ドルファンド
②日興USドルMMF
③楽天・米ドルMMF
今回は、外貨建てMMFへの投資について書いてみたいと思います。
私が保有している外貨建てMMF
私が現在保有している外貨建てMMFは、「GS米ドルファンド」で、投資額は「2,737,106円」です。
私は米国ETFから分配金(ドル建て)が支払われる都度、その全額で「GS米ドルファンド」を購入してきました。楽天証券では、上記3つのドル建てMMFについては、米国株の買付資金として、そのまま充当することが可能です。いちいちMMFを解約しなくても、MMFで保有しているドルを、米国株買付資金として、利用することができます。
私はかつて、「旧一般NISA口座」で投資を行う際には、「GS米ドルファンド」への投資分を、投資原資として充当していました。「旧一般NISA口座」での投資上限は「年間120万円」ですが、それ以上の金額の分配金収入(ドル収入)がありましたので、「年間120万円」の全額を、「GS米ドルファンド」に投資した分で賄うことができました。こうすることで、ドル円相場の動向に左右されずに、好きなタイミングで投資することができたわけです。
現在も、米国ETFから分配金が支払われる都度、その全額で「GS米ドルファンド」を購入していますが、「新NISA」については、「毎月30万円」の積立投資を行っているため、「GS米ドルファンド」への投資分を、投資資金に充当することがなくなりました。そんなわけで、現在、「273万円」もの金額が、「GS米ドルファンド」に貯まっています。
もともと私は、外貨建てMMFについては、「投資資金を一時的に置いておく場所」として認識していました。あくまでも「一時的」な置き場所であり、外貨建てMMFで資産運用するとの考えはありませんでした。
しかし、上記3つのMMFの現在の利回りは、以下の通り「4.6%以上」と高く、最近では、「GS米ドルファンドへの投資分は、無理に投資に回さずに、そのまま保有しておけばよいのではないか」との考えに傾いています(画像は楽天証券公式より)。
最近は円安が進んでいるため、私が保有している「GS米ドルファンド」も「+17万円」(+7%程度)の含み益となっています。
おわりに
今後、ドル建てMMFの利回りが低下していく可能性もあります。また、円高の進展によって、含み益が減少して含み損になる可能性もあります。
ただ、ドル建てMMFへの投資分は、ドル円相場の状況に左右されずに、いつでも投資できるドル資金として貴重です。来るべき投資タイミングに有効利用できるよう、引き続き米国ETFから分配金が支払われる都度、「GS米ドルファンド」への投資を続けていきたいと考えています。