神奈川と静岡への旅行①(富士屋ホテル編)

旅行

はじめに

以前の記事に書きましたが、5月14日(日)から19日(金)までの5泊6日で、両親と旅行に行ってきました。

両親は高齢のため、旅行先では特段の観光地巡りはせずに、大半の時間を宿泊施設内で過ごしました。

宿泊場所は以下の通りです。いずれの施設も、宿泊したのは今回が初めてです。

5月14日富士屋ホテル

(神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下)

5月15日御宿 風月無辺

(静岡県賀茂郡東伊豆町大川)

5月16日御宿 風月無辺

(静岡県賀茂郡東伊豆町大川)

5月17日東府や Resort & Spa-Izu

(静岡県伊豆市吉奈)

5月18日東府や Resort & Spa-Izu

(静岡県伊豆市吉奈)

今回の記事では、富士屋ホテルでの滞在について書いてみたいと思います。

富士屋ホテルについて

これまで両親とはかなりの回数の旅行をしていますが、温泉旅館に泊まることが多く、クラシックホテルで泊まったことがあるのは、「志摩観光ホテル」(2016年の「伊勢志摩サミット」でメイン会場として使用された三重県のホテル)くらいでした。

特に母親から、「富士屋ホテルに泊まってみたい」との希望があったため、泊まることにしました。

志摩観光ホテルの時もそうだったのですが、敷地が広く、外出しなくともホテル内で見学場所がいろいろあるというのも、富士屋ホテルを選んだ理由です。

富士屋ホテルは、1878年に日本初の本格的リゾートホテルとして開業したホテルです。

宿泊棟は以下の4つの建物で構成されており、多くが登録有形文化財に指定されています。

2018年4月から2020年7月までの約2年間、耐震補強・大規模改修工事が行われ、リニューアルしています。

本館(1891年建築)

西洋館(1906年建築)

花御殿(1936年建築)

フォレスト・ウイング(1960年建築)

今回私は、「西洋館」に宿泊しました。

楽天トラベルで予約したのですが、「3人宿泊」の場合、「本館」は選べませんでした。個人的に古い建物が好きなので、「西洋館」を選びました。

本館

西洋館(うしろの黄色い建物はフォレスト・ウイング

花御殿

ホテルでの滞在について

「西洋館」には「1号館」「2号館」があり、今回宿泊したのは「1号館」(本館寄りの建物)でした。

部屋の様子は以下の通りです。通常は2名使用で、今回はエキストラベッドを1台入れています。

部屋からの眺め

当日はあいにくの雨で、楽しみにしていた庭園散策はできませんでした。

そのかわりに、「ホテル・ミュージアム」やラウンジで過ごしました。また、館内のいろいろなところに展示物や絵画があるので、それらを見て回りました。

夕食について

夕食「レストラン・カスケード」での洋食を選びました。

せっかくの機会なので、メイン・ダイニングルームである「ザ・フジヤ」でのフランス料理にしようかとも思ったのですが、①費用が一人当たり1万円以上高くなること、②ドレスコードがあること、から、洋食としました。

いずれのメニューも大変おいしく、最近食が細っている父親も難なく完食していました。ちなみにドリンクは、いつもは梅酒を頼むのですが、メニューになかったため、りんごジュースにしました。

上の写真にはありませんが、パンとライスが選べ、ライスにしました。ライスは普通盛りでも結構な量が出てきます。

朝食について

朝食は、①「旧御用邸 菊華荘」での和食、②「ザ・フジヤ」での洋食、から選べるのですが、にしました。

「旧御用邸 菊華荘」(本館から徒歩3分程度)にも行ってみたかったのですが、雨が降っていたことや、靴を脱がなければいけなかったことから、洋食としました(特に父親が靴を脱いだり履いたりするのが大変なため)。

洋食は4種類から選べ、最もオーソドックスな「ブレックファスト フジヤ」にしました。

ザ・フジヤの天井画(日本アルプスの高山植物636種が描かれている)

良かったところ・悪かったところ

食事の内容やスタッフの対応は「さすが富士屋ホテル」といった感じで、不満な点は全くなく、どなたでも満足できるのではないでしょうか。

館内や部屋の様子も落ち着きのある良い雰囲気で、長い歴史の重みが感じられました。建物のリニューアルはされているものの、家具等の調度品は、削り直し等を行うことで、古くからのものを使い続けているようでした。

一方で不満点があるとすれば、部屋の風呂くらいでしょうか(フォレスト・ウイング最上階に大浴場もありますが行きませんでした)。全室に箱根・宮ノ下の天然温泉が引かれており、蛇口をひねると温泉が出るのは良かったです。

ただ、バスタブが海外でよく見るようなタイプ(写真参照)で、トイレ・洗面所と一緒になっています。このタイプのバスタブでは、どうやって身体を洗えばよいのか未だにわかりません。

バスタブに湯を張った状態で、バスタブ内で身体を洗うと、お湯が汚れてしまいますし、かといって、身体を洗ってから湯を張ると、湯が入るまでに身体が冷えてしまいます。

特に、富士屋ホテルの場合には、蛇口をひねって出てくる温泉が60度くらいあるため、入浴できる温度まで冷ますのにも時間がかかります。宿泊されている皆さんはどのように入浴しているのでしょうか?

宿泊費用について

今回の宿泊費用は以下の通りです(入湯税除く)。全国旅行支援及び楽天トラベルのキャンペーン「LUXURY DAYS」「5と0のつく日」)を利用しています。

西洋館 3名
ヒストリック・デラックスツイン

合計料金  :119,130円
クーポン利用▲21,956円
差引支払額 : 97,174円
 (1人当り: 32,391円

楽天ポイント1,767ポイント
地域クーポン6,000円

ポイント・クーポンを考慮した実質費用
        89,407円
 (1人当り: 29,802円

おわりに

全国旅行支援の地域クーポン(2,000円×3人分)は、夕食時のドリンク代及びお土産代(トマトドレッシング、シトラスはちみつ、ストロベリージャム)に使いました。

通常の旅行ではお土産を買うことはないのですが、今回は地域クーポンを消費する意味で、家用の食品を買いました。

また今回、私は一つやらかしてしまいました。現在、コロナが5類に移行されたことに伴い、全国旅行支援の適用を受けるに際して、チェックイン時のワクチン接種証明書提示が不要になっています。

私はてっきり、チェックイン時には何も出さなくても、全国旅行支援の適用が受けられると安心していたのですが、現在でも本人確認書類の提示は必要です。

私は、日常使用している財布には運転免許証を入れているのですが、今回は自動車を運転するわけではなかったため、家に置いてきていました(両親はともに運転免許証を持参していました)。

県によっては本人確認書類として、顔写真付きの書類(運転免許証等)でないと、認められないケースがあるようです。私は今回の旅行には、顔写真のない健康保険証のみを持ってきており、たまたま神奈川県では健康保険証のみでも本人確認書類として認められるとのことで、九死に一生を得ました。

仮に健康保険証が認められなかった場合には、全国旅行支援の恩恵(1人1泊当り「3千円割引+地域クーポン2千円」)が3人分受けられなかったことになります。今後の旅行では必ず運転免許証を携帯することを誓いました。みなさんもお気をつけください。

なお、神奈川県では大丈夫でも、次に宿泊する静岡県で健康保険証が認められるかは別問題です。私は旅行初日に不安な気持ちでいっぱいになりました(つづく)。

タイトルとURLをコピーしました