はじめに
以前、「手術することになりました」という記事で書きました通り、私は近く、手術・入院する予定です。入院するに際しては、「大部屋にするか、それとも個室にするか」という問題があります。
今回は私自身がどちらにするかを決めるため、大部屋・個室それぞれのメリット・デメリットを調べてみました。
なお、本記事では、大部屋は「2人以上用の病室」、個室は「1人用の病室」を指します。
大部屋のメリット・デメリット
まず、大部屋のメリットとしては、以下が挙げられます。
【大部屋のメリット】
・差額ベッド代がかからないか、かかっても少額のため、個室よりも費用がかからない。
・他の入院患者と同室のため、寂しくない。
・同室の他の患者と病院や病気に関する情報交換ができる。
・同室の他の患者を見て、自分も頑張ろうと思える。
大部屋のデメリットとしては、以下が挙げられます。
【大部屋のデメリット】
・他の入院患者と同室のため、プライバシーがない。
・同室の他の患者の生活音(いびき、おなら、会話、痛みで苦しんでいる声等)が聞こえ、落ち着かず、夜も安眠できない。
・他の人の迷惑にならないよう、物音等で気を遣う。トイレや洗面所も自分のペースで使えない。
・スペースが狭いため、窮屈な感じがする。
・窓側でない場合は閉塞感や圧迫感がある。
・テレビやスマホはイヤホンが必須。
・気の合わない人と同室でも逃げ場がない。
・家族等との面会は談話室等共有スペースで行うことになるので、気兼ねなく会話できない。
個室のメリット・デメリット
個室のメリットとしては、以下が挙げられます。
【個室のメリット】
・他人に煩わされることがなく、気を遣う必要がない。
・自由に行動でき、トイレや洗面所も使いたいときに使える。
・プライバシーが保たれる。
・スペースが広く、開放感がある。荷物がたくさん持ち込める。
・病院によっては個室内で面会できるため、家族等と気兼ねなく会話ができる。
個室のデメリットとしては、以下が挙げられます。
【個室のデメリット】
・高額な差額ベッド代がかかるため、大部屋よりも費用がかかる。
・一人でいることが多くなるため、寂しい。ネガティブな思考になりがち。
・他の患者との接点が少ないため、病院や病気に関する情報交換ができない。
個室よりも大部屋を好む人たち
以上、思いつくままに、大部屋・個室双方のメリット・デメリットを挙げてみましたが、個室よりも大部屋を好む人が一定数います。母親はその代表例です。
私の母は「入院するなら個室は嫌だ。大部屋がよい」と言っており、実際に以前入院した際にも、大部屋を利用しました。
母によれば、個室は寂しくて嫌なのだそうです。また、他の同室患者の医者や看護師との会話を聞くのが好きとのことです。漏れ聞こえてくる他の患者の会話を聞いて、「あの人は○○の病気なのか」とか「○○の病気だとこういう治療をするのか」とか「あの人はこういう家族構成で、職業は○○なのか」といった情報が得られるのが楽しいようです。好奇心旺盛なのだと思います。
関係ないかもしれませんが、そういえば母は、一緒に温泉旅行に行っても、大浴場で一人になるのが嫌いです。誰かに襲われそうで怖いのだそうです。他の見知らぬ宿泊客と一緒に入浴する方がよいと言っています(ただし、母は他の宿泊客と会話するわけではありません)。私などは大浴場に他の客がいなければ、貸切温泉気分でラッキーに思えるのですが、人によって考え方は違うものです。
おわりに ~私はどちらにするか?~
以上を踏まえ、結論的に私は「個室」にすることにしました。ただし、現時点では入院当日に「個室」が空いているか不明なため、場合によっては大部屋になってしまう可能性もあります。なお、私は過去に一度だけ、尿路結石で入院したことがあるのですが、その際は大部屋でした。
一般的には、個室よりも大部屋の方が先に埋まるようなので、個室に入れないとの心配はあまりしていません。
個室を選んだ理由は、自由でプライバシーが保てることが大きいですが、今回は「痔の手術」での入院のため、トイレが自由に使えることが重要だと考え、個室にしました。大部屋で、もし自分が使いたいときにトイレが使用中だったら、地獄だと思います。
ちなみに私が入院する病院の場合、個室は1種類で、差額ベッド代は「1日22,000円」です。1週間入院する場合は「154,000円」余計にかかることになりますが、費用がかかることは全く気にしていません。むしろこういった場面で使うために、これまで資産を増やしてきたのであり、まさに「ここがお金の使いどころ」だと思っています。余計なことを気にせずに治療に専念できれば、お金がかかっても全く惜しくないと思います。
大部屋が好きな人、個室が好きな人、どちらもいると思いますが、みなさんはどちらに入院したいですか?