FIREした人は負け組であるという残酷な現実

FIRE・早期退職

はじめに

私は昨年5月末に25年間勤務した会社を退職し、現在はFIRE2年目です。FIRE後の自由な生活をブログ記事にしており、さも自分は勝ち組であるかのような発信をしていますが、心の底では「FIREする人なんて所詮負け組である」と思っています。

自分を含めてそう思っているということですが、今回はこのことについて書いてみたいと思います。

私がFIREした真の理由

私はこれまでの人生で、いろいろなことに負けてきました負けたことはたくさんありますが、代表例を挙げるとすれば、以下の2つがあります。

「結婚して家庭を築き、子供を育てる」ことができなかった

会社員時代に大して出世できなかった

私はこれらの「負けている点をリセットする」ためにFIREしたといっても過言ではありません。すなわち、「結婚しなかった以上、独身だからこそできることをしよう」、「出世しなかった以上、不労所得で楽して暮らすことで、出世した同僚を見返してやろう」と考え、FIREしたのです。

なお、私がFIREした本当の理由をお話しします」(過去記事)もご参照ください。

どのような人がFIREを目指すのか?

私はこれまで、FIREを目指す人やFIREした人のYouTube動画やブログをたくさん見てきましたが、私以外のFIRE達成者にも、多かれ少なかれ同じことが言えると考えています。

FIREを目指している人もそうですが、FIRE達成者も、上記①②のいずれか、ないし両方で失敗している人が大半なのではないでしょうか?

つまり、以下のようなことが言えるのではないかと考えています。

【どのような人がFIREを目指すのか?】

私のように、結婚できず、出世もできなかった人

結婚しているが、出世できなかった人

出世したが、結婚できなかった人

要するに、「結婚しており、かつ出世もしている人は、FIREなど目指さない」というのが、私の考えです。実際にYouTubeでもブログでも、FIREを目指したり、FIREを実現している人は、もれなくそのような人であるように見えます。

現状の生活に100%満足している人が、あえてその生活を手放してまでFIREする理由などないのです。現状に不満があり、それを変えたいからこそ、人はFIREするのです。

「結婚しているか否か」や「出世しているか否か」といったことはあくまでも一例ですが、各人が「他人と比べて負けている」と思っていること(コンプレックス)をリセットするために行うのがFIREなのではないでしょうか?

おわりに

「それはお前の個人的な意見だろ。勝手に決めつけるな。俺は何にも負けていないがFIREした」という声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?

FIREを目指されている方や、FIREを達成した方がもし、この記事をお読みでしたら、今一度ご自身がFIREを目指した真の理由を思い出してみてはいかがでしょうか?

とはいえ、私はFIREして本当に良かったと思っています。FIREしたことで、結婚できなかったことや、出世できなかったことが正当化でき、コンプレックスに感じないようになりました

みなさんも、FIREすることで負け組人生から一発逆転しませんか?

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