はじめに
私は昨年の5月末付で25年間勤務した会社を退職しました。退職前に40日間の有休休暇を消化しましたので、最終出社日は「昨年の3月31日」でした。
会社に行かなくなってから1年が経過しましたので、今回は現在の心境について書いてみたいと思います。
この1年を振り返ってみて「よかったこと」
この1年を振り返ってみて「よかったこと」は、以下の通りです。
1.FIREしたこと自体を全く後悔していないこと
2.両親と過ごす時間が増やせたこと
3.FIRE後の日常生活のルーティーンが確立できたこと
4.ブログを始めたこと
まず「1」については、退職する前は、「退職したら経済的、社会的な不安が募るのではないか?」ということが心配でしたが、そのようなことは全くありませんでした。経済面については、退職後の相場がよかったこともあり、無職の状態でも資産は減ることなく、むしろかなり増加しました。「暇すぎて鬱になる」といったこともありませんでした。FIREして本当に良かったと思います。
「2」については、そもそも私が「退職を決断した理由」の一つが「家族と過ごす時間を増やしたいこと」でしたが、その目的は達成できていると思います。
「3」については、この1年で、日常生活のリズムを作ることができました。「毎日何時に寝て、何時に起きるのか?」「ブログ記事を書いたり、散歩に行ったりといった日課をどのように行うのか?」「どのような内容の食事をするのか?」「その他の時間の過ごし方をどうするのか?」といったルーティーンを確立することができました。
「4」については、ブログを書くことで、「FIRE後に社会的なつながりがなくなる不安」が軽減できているように思います。
この1年を振り返ってみて「よくなかったこと」
この1年を振り返ってみて「よくなかったこと」は、以下の通りです。
1.旅行等の「特別なこと」があまりできなかったこと
2.病院に行くことが増えたこと
「1」については、日常生活以外の「イベント」があまりない1年になってしまいました。特に旅行については、会社員時代には「毎年2回~3回」は各1週間くらいずつの旅行をしていたのですが、この1年については「1回」しか旅行していません。
「2」については、本ブログでも「FIRE後にかかりやすい病気」としていくつか記事を書いていますが、「痔」「腰痛」「ドライアイ」といった症状に悩まされました。会社員時代にも「尿路結石」「胆石」「緑内障疑い」等で複数の病院に通院していましたが、さらに病院に行くことが増えてしまいました。特に「痔」は、症状が悪化すると、「QOL」(生活の質)が大きく低下し、生活の様々なことに悪影響を与えます。
おわりに
この1年で、FIRE後の日常生活のスタイルが確立できました。一方で、退職前に考えていた「FIRE後にやりたいこと」は、ほとんど何もできていません。
ただ私は、あせらずにやっていきたいと考えています。退職後にすぐ、旅行に行きまくったりする人もいると思いますが、あまりやりすぎると飽きてしまうと思います。また退職後にも、いろいろな計画を立てて、進捗状況を管理する人もいると思いますが、私は計画等は立てずに、自由に生きていきたいと考えています。「目標管理」は会社員時代にさんざんやってきましたが、むしろそのような束縛から解放され、気ままに生きることがFIREした目的でもあります。
「個人的にやりたいこと」はこの先いつでもできますので、「両親と過ごす時間を増やすこと」を優先していきたいと考えています。
引き続き「健康であること」を最重要課題としながら、自分のペースでFIRE生活を楽しんでいきたいと思います。